前の関連記事:口内炎(1)定番はステロイド外用薬
ステロイドでない口内炎治療薬「トラフル錠」があるのを発見
ネットを検索していると偶然「トラフル錠」という口内炎治療の市販薬があることを知りました。
成分をみるとステロイドではありません。
トラネキサム酸、ビタミンB、第一三共、、、ん?
これはトランシーノと一緒では?、、、トランシーノには肝斑に効果が謳われているせいかビタミンCが配合されています。
主成分のトラネキサム酸だけでも肝斑は消えます。
これはトランシーノの派生品ででしょうか。
トランシーノは2007年発売、トラフル錠は2008年発売のようです。
トラネキサム酸として発売するよりもそれぞれ効能効果を絞ったほうがマーケティングしやすいんでしょうかね。
トラネキサム酸も結局ステロイドと同じ抗炎症効果の模様
改めて医療用医薬品のトラネキサム酸の添付文書みると効能効果に
「口内炎における口内痛及び口内粘膜アフタ」
ってちゃんと書いてありました。
PubMedでは英文文献は見つけられず、メディカルオンラインでは1960とか1970年代の日本語文献があるのみでした。
とくに最近新しく口内炎に効くという発表があったわけではないようです。
トラネキサム酸にもステロイドと同様に「炎症止め」の作用があるので同じ機序かもしれません。
ステロイドみたいにこれといった副作用もないので使いやすいですけど、ステロイド程の強力な抗炎症効果はないと思います。
咽頭痛にも適応がありますが「痛み止め」として効いている実感はないです。
でも肝斑は本当に消えてくるので「炎症止め」としては本当に効いているんだなと実感できます。
肝斑への効果は長期に服用を継続して効果が目に見えるものです。
数日で勝手に治ってしまう口内炎では目に見えて効果は実感できないかもしれません。
トラネキサム酸のパッチ剤発売
アフタッチのトラネキサム酸版ですね。
トラネキサム酸って外用で吸収されましたっけ?
機会があったら自分で試してみようと思います。
参考にしたサイト
口内炎・のどの痛みにトラフルシリーズ|第一三共ヘルスケア
Home - PubMed - NCBI
医学文献検索サービス -メディカルオンライン -文献(個人・法人会員)
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