WindowsXPのブリッジ接続でiPod touchをネットにつなげる方法

2015-01-24

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職場でもiPod touchでネットをしたいのですが契約しているフリモバ670円プランは月1GB制限があるので使わずに我慢していました。無線LANアクセスポイントを買おうと考えていたのですが、有線LANにつながっているWindowsXPマシンを親機にしてiPod touchをネットにつなぐ方法がありました。
2015.2.22追記。IPアドレスの取得が不安定で使いものになりません。素直に無線LANルーターなどを購入したほうよいでしょう。)

「コンピュータ相互(ad hoc)」を使えば追加アプリなしで接続可能


WindowsXPでスタート→接続→すべての接続の表示、ででてくる「ワイヤレスネットワーク接続」のアイコンを右クリックしてプロパティ→ワイヤレスネットワーク→詳細設定。


「アクセスするネットワーク」には「アクセスポイント(インフラストラクチャ)」と「コンピュータ相互(ad hoc)」の2種類があることがわかります。

無線LANでインターネットをしているときは一番上の「利用可能なネットワーク(アクセスポイント優先)」が選択されて、無線LANアクセスポイントと通信をしてインターネットにつないでいるはずです。

このときは「アクセスポイント(インフラストラクチャ)」の方を使っていることになります。

無線LANアクセスポイントを購入せずにWindowsXPマシンを無線アクセスポイントのように使うには「コンピュータ相互(ad hoc)」を使います。

あくまで無線アクセスポイントのように使うだけであって、無線アクセスポイントではないので無線LANアクセスポイントのようには使えるわけではないです。

FireOS 4.5.2のKindleFireHDX 7(3世代)では接続できませんでした。

Andoroid OSはデフォルトではad hocではつなげないようです。

iOS 6.1.3のiPod touchではad hoc接続できました。

有線LAN環境があるけど無線LANがなく、無線LANを装備したWindowsXPマシンがあるときは便利な方法だと思います。

ad hocモードでの接続はすぐつながるのですが、IPアドレスの取得にはWindowsの再起動が必要なときがあります。

無線LANの機器によってはad hocモードが使えない場合もあるそうです。

iPod touchの方にはアプリを追加する必要なくネットワークキーを入力するだけで済みます。

ではまずad hocモードでの接続設定をします。

WindowsXPの「ワイヤレスネットワーク接続」の設定


WindowdsXP機はすでに有線LANでインターネットにつながっており、そのWindodwsXP機に無線LANの機器が装備されているという環境で設定を行います。

スタート→接続→すべての接続の表示。


ワイヤレスネットワーク接続→プロパティ。


「Windowsでワイヤレスネットワークの設定を構成する」をチェックしてから「優先ネットワーク」の「追加」ボタンをクリックします。


「ネットワーク名」に適当な名前を入力します。

「ネットワークがブロードキャストしていない場合でも接続する」にチェック。

「これはコンピュータ相互(ad hoc)のネットワークで、ワイヤレスアクセスポイントを使用しない」をチェック。

これによってad hocモードで接続することになります。

「キーは自動的に提供される」のチェックをはずすと「ネットワークキー」が入力できるようになるので、WindowsXPの無線LANにつなぐためのパスワードを設定します。


このパスワードは英数字で5文字または13文字でないと、こういうエラーがでてきます。

ad hocモードではデータの暗号化はWEPしか選択できません。


次に「接続」タブをクリック。


「このネットワークカードが範囲内にあるときに接続する」にチェックをします。

これで「ワイヤレスネットワークのプロパティ」の設定は完了です。


「優先ネットワーク」にいま設定したWinXPAPが表示されています。

アクセスポイントとはアイコンが異なります。

「詳細設定」をクリック。


「コンピュータ相互(ad hoc)のネットワークのみ」を選択。

この設定をしない場合はほかにワイヤレスネットワークの設定があるとすぐにそちらにつながってしまうので、これからあとの設定がとても面倒になります。

これでWindowsXPのワイヤレスネットワーク接続の設定は完了です。

WindowsXPが電波を発しているか確認する



上記の設定が完了した「ワイヤレスネットワーク接続」のアイコンを右クリック→「利用できるワイヤレスネットワークの表示」。


設定したネットワーク名がでているはずです。

でていないときは「ネットワークの一覧を最新の情報に更新」をクリックしてネットワーク一覧を刷新します。

「コンピュータ相互(ad hoc)」のアイコンは「アクセスポイント(インフラストラクチャ)」と全然違うのですぐにわかります。

「接続していません」と表示されていますがこれはIPアドレスが付与されていないとこういうふうに表示されるようです。

大事なことはその右横にでている黄色の☆です。

この星がついているネットワークのプロパティを無線LANの機器が使っていることを表しています。

星がついていないときは星が表示されるように「WinXPAP」をダブルクリックして「接続」します。

「接続」はiPod touchで電波を受け止めるまで完了しません。

「接続」しても「接続していません☆」と表示されるかもしれませんが接続しています。

ややこしいですが、接続しているかどうかは☆で表現され、「接続されていません」というのはIP接続はされていませんという意味です。

169.254.x.xのWindowsの自動プライベートアドレスが付与されているときは「接続」と表示されますがそれではインターネットには接続できません。

この星印がついていないときはWindowsXPから電波を発していないのでiPod touchからは見えませんので必ず確認するようにします。

iPod touchでWindowsXPの「ワイヤレスネットワーク接続」の電波を受け止める


今度はiPod touchで操作します。

設定アイコンをタップ→Wi-Fiをタップ。

するとWindowsXPの「ワイヤレスネットワーク接続」で設定した「SSID」(この記事ではWinXPAP)が表示されているはずです。

「WinXPAP」をタップするとパスワードの入力が求められますのでWindowsXPの「ワイヤレスネットワーク接続」で設定した「ネットワークキー」を入力して「接続」タップ。



これでWindowsXPマシンとのad hoc接続完了です。

でもこれだけではIPアドレスが割り当てられていないためインターネットにつなげません。

ブリッジ接続で有線LANと同じLANに接続する


ad hocモードで接続したiPod touchがIPアドレスをもらう方法は「ブリッジ接続」と「インターネット接続の共有」の2種類があります。

「ブリッジ接続」の場合は、親機のWindowsXPマシンと同じ有線LANにiPod touchをつないだ設定になります。

つまりWindowsXPマシンがDHCPサーバーからIPアドレスをもらっているのなら、iPod touchも同じルーターからIPアドレスをもらうことになります。

固定IPアドレスなら同じアドレス空間のアドレスをネットワーク管理者からもらってiPod touchで設定すればよいと思うのですが試していないので不確かです。


「ブリッジ接続」するには有線LANがつながっている「ローカルネットワーク接続」のアイコンとad hocモードで設定した「ワイヤレスネットワーク接続」のアイコンの両方を選択した状態で右クリック→ブリッジ接続。


しばらく待っていると「ネットワークブリッジ」という項目が作られてそこにアイコンが移動します。

これで「ブリッジ接続」の設定完了です。

あとは有線LANと同じDHCPサーバーがIPアドレスをiPod touchにくれればインターネットに接続できます。

DHCPサーバーがIPアドレスをくれるまでちょっと待たないといけないかもしれません。

IPアドレスを取得できていないとインターネットには接続できない


IPアドレスがもらえたかどうかをiPod touchで確認するには設定アイコン→WiFi。


ad hocモードのネットワーク名の右の「>」をタップします。

(以下、画像ではSSIDが「DynabookSS」のad hoc接続をしています。)


IPアドレス欄が空白だったりこのように「169.」から始まっているときはDHCPサーバーではなくてWindowsXPが勝手に割り当てているIPアドレスなのでインターネットに接続できません。


うまくいったときはこのようにルーターとDNSのIPアドレスが取得できているはずです。

IP接続ができていれば左上の「iPod」の右横にでている電波のマークが表示されます。

これでブリッジ接続完了です。

インターネットにつながっているはずです。

IPアドレスがもらえないときはWindowsXPを再起動したりiPod touchで「このネットワークでの設定を削除」してネットワークキーの再入力をして接続しなおすともらえるかもしれません。

とくにWindowsXPの設定を変えたときはWindowsXPを再起動しないと設定が変更されていないのではないかと思われることがよくあります。

またすでにWindowsXPで設定してあったアクセスポイントの電波がある場合、ad hoc接続しか使わないように設定してあるのにもかかわらずそちらに設定されているかのうような動作をするときがあるのでアクセスポイントの設定は削除しておいたほうがよいです。

職場でのインターネット環境では難なくIPアドレスが取得できてネットにつなぐことができました。

自宅では有線LANがないので、Wimaxルーター -無線LAN- AtermWL54LE -有線LAN- WindowsXP -ad hoc接続- iPod touch、というように無理やり有線LANにしてやってみましたが、WimaxルーターからはIPアドレスがもらえたのは1回だけであとは何をやってもIPアドレスはもらえませんでした。

IPアドレスがもらえたときも、メールチェックはできましたがホームページはみることができなかったので、スループットに問題がありIPアドレスがもらえていないと思われます。

次の関連記事:WindowsXPのインターネット接続の共有でiPod touchをネットにつなげる方法

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