USBメモリでWindows10とデュアルブートにする

2019-03-10

KDE neonを使おう

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KDE neonをUSBメモリにインストールしてWindows10とデュアルブートにする


KDE neonをUSBメモリにインストール


 Sony VPCJ2(スペック | Jシリーズ | 製品情報 | 個人向け | VAIOパーソナルコンピューター | ソニーのCore i5-2410M 8GB)はハードディスクにインストールしてあるWindows10を消したくなかったので、KDE neonはUSBメモリにインストールしました。

使用したUSBメモリはSandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PRO にlinuxBean14.04をインストールで購入した、Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PROです。

これをVPCJ2の左横のUSB3.0ポートに接続して、KDE neonのインストーラを起動して、 「ディスクのセットアップ」でこのUSBメモリをインストール先に指定すればよいのですが、私は念のためにHDDのコネクタを外してインストールを行いました。

VPCJ2のHDDへのアクセス方法は分解工房・VAIO J VPC12シリーズ/HDD交換修理方法を参考にしました。

ネジを外しても爪がたくさん引っかかってるので、HDDへのアクセスは少々やっかいでした。

 USBメモリへのインストールが完了したらHDDのコネクタを戻します。


Windows10とのデュアルブート


KDE neonをブートしたいときは、USBメモリを差したままVPCJ2を起動します。

起動するときは、起動ドライブにしているUSB以外のUSBハードディスクなどは外しておかないといけません。

USBメモリからブートしないときは、F2キーを押しながら起動して、BIOSの設定でUSBブートするように変更します。


Bootメニューから、External Device Boot をEnabledにし、Boot PriorityをOptical Disc、External Device、Internal Hard Diskに変更します。


USBメモリから起動するとブートメニューがでてくるので、そこからWindows10を選択するとWindows10が起動できます。

そうしなくても、USBメモリを外してから電源を入れれば、もとの通りWindows10が起動します。

Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PROから起動してもKDE neonは軽快に動きます。

 Dolphinでの見え方


 KDE neonをインストールしたUSBメモリはRemovable Devicesに表示されています。

通常のUSBメモリだと右クリックするとSafely Removeの項目が選択できますが、KDE neonをインストールしたUSBメモリはその項目がグレイアウトしています。

うっかりこのUSBメモリを抜いてしまうと、徐々に動かなくなって最後は画面が真っ黒になって、電源を切るしかなくなります。

USBメモリを差し直しても復活しません。

Devicesに表示されているのはWindows10がインストールされているハードディスクです。

「システムで予約済み」はWindows10のためのパーティションで、アクセスできません。

VPCJ2をクリックするとWindows10のCドライブにアクセスできます。

起動時からマウントするには起動ディスク以外も自動マウントする-p--qのようにします。 

Windows10のCドライブのファイルを変更できるようにする



Windows10ではデフォルトでは「高速スタートアップ」が有効になっているので、KDE neonからWindows10のCドライブにあるファイルを編集しても、書き込み権限がないといわれてしまいます。

「高速スタートアップ」が無効に変更します。

Windows10で起動して、スタートボタンを右クリック ー> 電源オプション、
電源とスリープの設定画面がでてくるので、右にある「電源の追加設定」をクリック、
左にある「電源ボタンの動作の選択」をクリック、
「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック、
「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す。

さらにスタートボタン ー> Windowsシステムツール ー> コマンドプロンプト、これを右クリック ー> その他 ー> 管理者として実行。

 powercfg /h off

これでPowerShellでハイバネーションをオフにします。

この二つの手順でようやくWindows10をシャットダウンしてからKDE neonで起動するとWindows10のCドライブにあるファイルの変更できるようになりました。

さらにやっかいなことにpowercfg /h offのコマンドはWindowsアップデートしたあとに再実行しないといけないことがあります。

USBメモリの寿命 


USBメモリはSSDと違って分散してメモリセルを使うという仕組み(wear leveling: ウェアレベリング)がないので、寿命がかなり短いそうです。

でも、How to tell which USB flash drives use wear leveling?とかRepRage – What are the best SD cards to use in a Raspberry Pi?を読むと、SandiskのExtremeシリーズはウェアレベリングがついているのではないかと書いてあるですが、公式見解はないようです。

Does my USB Flash Drive have wear leveling? - SanDisk Forums

ここにはすべてのフラッシュドライブにはウェアレベリングがついていると書いてありますね。

そういう技術があるのならついてそうですけどね。

とりあえず、毎日5時間ほど3ヶ月間使った頃から、いきなり再起動することがたまに起こるようになりましたが、潰れたメモリセルがでてきたせいなのかはわかりません。

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