GUIだけでWindows共有フォルダの作成

2019-03-22

KDE neonを使おう

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kdenetwork-filesharingのインストール


Discoverでkdenetwork-filesharingを検索してそれをインストールします。

kdenetwork-filesharingとkdenetworkは違うものなので間違えてkdenetworkをインストールしないように注意します。

Sambaも必要ですが、あとでインストールします。

kdenetwork-filesharingを使うこの方法はGUIだけで手軽にWindows共有フォルダを作成できます。

しかし、ログインしてDolphinを起動するまでは共有フォルダが有効になりません。

 kdenetwork-filesharingはSambaを利用しますが、/etc/samba/smb.confの設定は反映していません。

Windows共有フォルダにする


DolphinでWindows共有フォルダにしたいフォルダを右クリック ー> プロパティ。


kdenetwork-filesharingをインストールするとプロパティに「共有」タブができているのでそれを選択します。

Sambaがインストールされていないときは、「Sambaをインストール」ボタンがでているのでそれをクリックしてSambaをインストールします。


Sambaのインストールができたら、「Samba(Microsoft(R) Windows(R))の共有」にチェックをいれます。

これでそのフォルダがWindowsから見えるようになります。

 PC名はKDE neonのマシン名になっています。

ワークグループ名はWindows10からみても表示されないのでわかりませんが、たぶんWORKGROUPだと思います。

 Windows共有フォルダにしたフォルダはDolphinでみるとアイコンの右下にマークがついています。


ツリー表示でもアイコンに同じマークがついています。

Windows共有フォルダのアクセス権の設定


kdenetwork-filesharingのアクセス権の設定だけでなく、ファイルシステムのパーミッションも考慮しないといけません。

kdenetwork-filesharingのアクセス権の設定


kdenetwork-filesharingのアクセス権の設定は、上記で共有タブで設定できます。


KDE neonの各ユーザーについて、設定なし、フルコントロール、読み取り専用、拒否が設定できます。

「設定なし」は「読み取り専用」と同じように働くようです。

Eveyroneの設定はすべてのユーザーに対して適用されます。

Allow Guestsにチェックをつけていると、共有フォルダにアクセスするときにユーザー名もパスワードも聞かれません。

Allow Guestsにチェックをつけていなかったり、ファイルシステムのパーミッションで閲覧が許可されていないサブフォルダにアクセスするときはユーザー名とパスワードが要求されます。

kdenetwork-filesharingはSambaを利用していますが、「共有タブ」の変更はOKボタンをクリックで直ちに反映され、Sambaの再起動は必要ありません。

その代わりそのユーザーでログインして、なおかつ、1回はDophinを起動しないと共有フォルダが有効になりません。

ゲストユーザーが読み書きできるようにする


 Allow Guestsにチェックをつけて、EveryoneをFull Controlにしてもそのフォルダのパーミッションを変更しないとゲストで書き込みができません。


プロパティの「パーミッション」タブで「所有者」「グループ」「その他」のすべてを「内容の変更、表示が可能」に設定します。

 すでに中身のあるフォルダを共有フォルダにするときは「変更をすべてのサブフォルダとその内容に適用する」にもチェックしてからOKします。

 ゲストが作成したファイルやフォルダをホストで編集する



 ゲストで作成したフォルダは所有者がnobody、グループがnogroupなので、ホストのユーザーで編集できません。

これを編集するにはホストであってもDolphinのネットワークからShared Folders(SMB) を選択して、そこからゲストとしてそのフォルダにアクセスすると編集できます。

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