KDEに対応していないソフトのファイル選択ダイアログ
LibreOffice 6.1とか、Gimpとか、VScodeとか、EclipseとかKDEに対応していないソフトでは、ファイル選択ダイアログで「ネットワーク」の項目がでてこないので、そのままではWindows共有フォルダにアクセスできません。
KDEに対応していないソフトでもファイル選択ダイアログから、Windows共有フォルダにアクセスできるようにします。
LibreOffice6.1はプログラムの追加インストールでKDE5対応になりました(LibreOffice 6.1 のインストール-p--q)。
Smb4kでWindows共有フォルダへのアクセス
Smb4kのインストール
Discoverでsmb4kで検索してインストールしました。
スタート ー> アプリケーション ー> ユーティリティ ー> Advanced Network Neighborhood Browser、で起動できます。
Smb4k 3.0.6では「ネットワーク検索」タブがなくなっていました。
共有ファイル一覧の表示はできない
「ネットワーク近傍」タブには本来共有フォルダ一覧が表示されるようですが、Ubuntu16.04からは表示されなくなってしまったようです。
マウスカーソルをワークグループフォルダに乗せるとマシン名は表示されるのですが、共有フォルダ一覧が表示されません。
Smb4K / Wiki / TroubleShooting_Samba4EmptyWorkgroup
sambaとの問題のようでいまのところ解決策はないようです。
「ネットワーク検索」タブで共有フォルダ名で検索できるので、共有フォルダ名がわかっているときは、これを右クリック ー> マウント、とすると簡単にマウントできます。
しかし、Ubuntu 18.04のSmb4k 3.0.6の「ネットワーク近傍」タブには何も表示されませんでした。
Ubuntu20.04のSmb4k 3.0.7の「ネットワーク近傍」タブにはWORKGROUP下にNAS名が表示されましたが、IPアドレスも表示されずそこからマウントもできませんでした。
SMBプロトコールのバージョンを変更する
Smb4k 3.0.6以降では私が持っているNAS(I-O DATA NAS 3TB HDL-T3WH)の場合SMBのプロトコールバージョンを下げないとアクセスできませんでした。
設定 ー> Smb4Kの設定。
マウント中 ー> Advanced Mount Settings。
SMB protocol versionにチェックを付けて、「1.0 (Classic CIFS/SMBv1 protocol)」選択してOKにします。
共有フォルダをマウントする
Open Mount Dialogボタンをクリック。
UNCアドレスというのはWindowsのエクスプローラで入力するアドレスに該当します。
\\マシン名\共有フォルダ名
の形式になります。
IPアドレスも指定しないといけません。
これがこの方法の弱点でDHCPのときはIPアドレスをNASのツールなどで調べておかないといけませんし、IPアドレスが変わるとこの設定もそれに合わせて変更しないといけません。
アクセス権を設定しているフォルダへのアクセス
アクセス権を設定しているフォルダの場合は、この共有マウントダイアログでOKボタンをクリックするとユーザー名とパスワードを入力を求められます。
ここで入力したユーザー名とパスワードはKDEウォレットに保存されるので、以後はパスワードを入力しなくてもアクセスできるようになります。
このパスワードを削除するには、スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> ウォレット管理ツール、からSmb4kの項目を探して削除します。
Smb4k下のマップの下にユーザー名とパスワードが保存されており、これを削除するとアクセス権が削除できました。
ブックマークに登録しておく
「この共有をブックマークへ追加」にチェックをつけておくとIPアドレスが変わらなければ次回からブックマークメニューからアクセスできます。
マウントに成功すると「マウントされた共有」タブにアイコンがでてきます。
Smb4kでマウントした共有フォルダの見え方
Dolphinではネットワークの項目にでてきます。
Smb4kでマウントするとKDEに対応していないファイル選択ダイアログでも共有フォルダ名がでてくるようになります。
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