HP6730bにlinuxBean14.04をインストールで使ったHP6730bが曲者でHP6730b固有の問題とUSBフルインストールの問題とを混同していたので一旦公開した記事をすべて書き直しました。
フルインストール用のUSBメモリを購入
今回linuxBean14.04をインストールするためにUSBメモリを購入しました。
調べてみて128GBもあるUSBメモリが発売されていてびっくりしました。
パソコン本体を買うことを考えれば安いので早速これを購入しました。
これにlinuxBean14.04をインストールして起動ディスクとして使えば、借りたパソコンのHDDに手を加えることなく、USBブートに設定するだけで自分の環境を再現できます。
私のように職場からの借り物の古いパソコンで用を済まそうという目的にはとても便利に使えそうです。
HP6730bにlinuxBean14.04をインストールする前にこの方法に気がつけばよかったのですが、インストール後にUbuntuの削除方法(WindowsXPとデュアルブートにしている場合) | ITがある日常NEOを読んでから気が付きました、、、手遅れ。
とりあえず今回借りたパソコンは、返却したあとに職場の方でWindowsXPをクリーンインストールしてくれることになりました。
自分が使ったデータを残したまま返すのも嫌なのでUSBにフルインストールしたlinxBeanで用を足そうと思います。
一応なにかで使うかも知れないので購入時にUSBメモリに入っていたRunSanDiskSecureAccess_Win.exeはバックアップしておきました。
Windows7 64bitでこのRunSanDiskSecureAccess_Win.exeを起動するとアップデートを勧められて指示通りアップデートすると、起動できませんでした、と言われてしまいますけど。
VirtualBoxでハードドライブのない仮想マシンを作成する
ハードドライブなしのVirtualBoxの仮想マシンを使ったインストール方法が一番簡単でした。
ただしLinuxをホストドライブにした場合はデフォルトインストールのままではUSBメモリをゲストマシンにマウントできませんでしたので、Windows7 64bitをホストにしたものを使いました。
VirtualBoxはVirtualBoxをWindows7 Home Premiun 64bitにインストールしたものをアップデートした4.3.28です。
まずハードディスクなしの仮想マシンを新規作成します。
インストールにはlinuxBean (リナックスビーン) プロジェクト日本語トップページ - OSDNのbean14043-150820-1.iso を使うのでバージョンはUbuntu(32bit)を選択します。
linuxBeanの標準インストーラはメモリサイズと同じサイズのスワップ領域を作成します。
この記事であとでやるように自分でスワップ領域のパーティションを区切るときはこのメモリーサイズとスワップ領域の大きさは関係ないので2048MBほど確保してもよいかもしれません。
自分でパーティションを区切ったとしてもスワップ領域なしでのインストールはできませんでした。
「仮想ハードドライブを追加しない」を選択して「作成」。
警告がでてきますが「続ける」。
これで仮想マシンの作成は完了です。
HDDなしの仮想マシンをlinuxBean14.04インストールCDで起動する
先ほど作成したnoHDDマシンを起動します。
起動ハードディスクの選択画面がでてくるので、linuxBean (リナックスビーン) プロジェクト日本語トップページ - OSDNからダウンロードしたbean14043-150820-1.isoを選択して「起動」。
Normal Live bootでlinuxBeanを起動します。
Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PRO を接続する
まずホストマシンにExtremePROを挿します。
VirtualBoxのゲストマシンのウィンドウの右下のUSBアイコンを右クリックしてSanDisk ExtremeProを選択します。
これで仮想マシンからExtremeProにアクセスできるようになります。
あとは仮想マシン上のlinuxBeanから操作します。
Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PRO のパーティションを区切る
Windows機に単にUSBメモリとして挿してデータを移動させたいときもあるのでまずWindows機でも見える領域を確保します。
Windowsで見える領域を作らない場合はWindows機に挿すたびにUSBをフォーマットするように言われますが、Windows機が見える領域を作っておくとそういうダイアログはでてこなくなります。
豆ボタン→設定→GParted。
「マウントポイント」という項目がでてこなくなるまで右クリック→アンマウント、を繰り返してすべての領域をアンマウントします。
今度は同様に右クリック→削除、ですべての領域を削除します。
「extended」と示されている拡張パーティションの削除はまずその中のパーティションを削除すると削除できるようになります。
すべての領域が「未割り当て」になりました。
今度は右クリック→新規、で新たにパーティションを割り当てていきます。
まずはWindowsから見える領域を作ります。
ntfsで先頭に30GB確保しました。
MiB(メビバイト)との換算はメビバイト 換算 - Google 検索の計算機で行いました。
10進法の30GBなのでディスク上でみると27GBぐらいになります。
fat32だと14GBという巨大ファイルをコピーできなかったのでntfsにしています。
ntfsでもWindowsXP、Windows7で見えるのでとくに支障はありません。
後方にスワップに使う領域を残してext4にしました。
linuxBeanの標準インストーラに倣ってスワップ領域は拡張パーティションに入れることにするので、残った後方の領域を拡張パーティションにします。
スワップ領域は492MiB=515.9MBぐらいになりました。
すべて割り当てが終わったら「すべての操作を適用します」ボタンをクリックして書き込みます。
GPartedを終了します。
Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PRO にlinuxBean14.04をインストールする
「linuxBean14.04のインストール」アイコンをダブルクリックします。
とくに変更ないところは「続ける」ボタンをクリックして進みます。
全部チェックして「続ける」。
ダウンロードに時間がかかっているのか次の画面がでるまで結構待たされました。
インストールの種類は「それ以外」を選択します。
Windowsで見える領域を作らずUSBメモリのすべてを使ってlinuxBeanをインストールするときは「ディスクを削除してlinuxBeanをインストール」でよいかもしれません。
この場合は仮想マシンのメモリと同じ大きさのスワップ領域が作成されます。
「Encrypt the new linuxBean installation for security」はチェックするとその自動作成されるスワップ領域が暗号化されていない、といわれてインストールできませんでした。
いずれの選択肢でもスワップ領域なしではインストールできませんでした。
スワップ領域なしでインストールしようとすると「ubi-usersetup failed with exit code 1.」とでてきてそのまま続けてもインストールが完了しません。
ext4領域を選択した状態で「Change」ボタンをクリック。
マウントポイントなどをこのように設定します。
ディスクはUSBメモリしかないので「ブートローダをインストールするデバイス」はデフォルトのままで問題ありません。
「インストール」をクリック。
「続ける」。
「コンピューターの名前」はlinuxBean(20)Samba:コンピューターの名前は15文字以内がよいに従って15文字以内にしておきます。
USBを紛失した時のために「ホームフォルダを暗号化する」にチェックしておきました。
これでインストール完了しました。
インストールCDから起動したlinuxBeanはシャットダウンしても電源が切れないのでshutting downとでてきたら仮想マシンのウィンドウを閉じるボタンをクリックして電源オフを選択します。
これでUSBから起動できるマシンでlinuxBean14.04を起動できるUSBが作成できました。
USB2.0であればそれほどストレスなく使えそうです。
ただしHP6730bでは直接は起動できませんでした。
HP6730bでlinuxBean14.04フルインストールUSBが起動できるようになるまで参照。
参考にしたサイト
UbuntuをUSBメモリにフルインストール。作成/保存したデータをWindowsで読めるようにしてみる。 | CloudWork.net
linuxBean14.04ではこの通りにはいきませんでした。
Ubuntuの削除方法(WindowsXPとデュアルブートにしている場合) | ITがある日常NEO
linuxの削除のわかりやすい解説。WindowsXPのパーティションを元の大きさに拡大する方法がまだわかりません。
◇デュアルブートの撤去方法◇初心者のためのLinuxサーバー構築講座(CentOS 自宅サーバー対応)☆お便利サーバー.com☆
デュアルブートを撤去する困難さについて詳しくわかりやすく解説されています。
linuxBean (リナックスビーン) プロジェクト日本語トップページ - OSDN
linuxBean起動イメージのダウンロードサイト。
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