Sambaのインストール
Sambaがインストールされなければ、DiscoverでSambaを検索してインストールします。
Discoverでsambaを検索するとSambaとsambaがでてきます。
アイコンがでているSambaはsystem-config-sambaで、sambaがsambaのことなのですが、system-config-sambaをインストールするとsambaもインストールされるのでSambaをインストールします。
あとはlinuxBean14.04(178)SambaでWindowsのファイルサーバーにすると同様にして/etc/samba/smb.confファイルを編集すればよいのですが、system-config-sambaのGUIで編集します。
system-config-sambaを起動できるようにする
スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除、でsystem-config-sambaを起動してみます。
gksuがないと言われます。
gksuをkdesuに入れ替えます。
スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除、を右クリック ー> アプリケーションを編集。
アプリケーションタブのコマンドのgksuを/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libexec/kf5/kdesuに書き換えてOKします。
起動するとrootで実行するためのパスワードを入力するダイアログがでてきます。
ただこれでもまだ起動できません。
sudo touch /etc/libuser.conf
このコマンドで/etc/libuser.confを作成するとようやくsystem-config-sambaが起動できるようになります。
Sambaの設定
セキュリティ設定
スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除。
プリファレンス ー> サーバー設定。
セキュリティタブ。
設定はこのようにします。
このタブで設定した内容は、/etc/samba/smb.confのMiscの項目に反映されました。
# Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
usershare allow guests = yes
; encrypt passwords = yes
; guest ok = no
; guest account = nobody
username map = /etc/samba/smbusers
security = user
;でコメントアウトされている項目はデフォルト設定です。
気をつけることは認証モードは絶対に「共有」にしないことです。
「共有」はセキュリティの問題で廃止されているので、もし選択してしまった場合はsystem-config-sambaが起動しなくなるので、smb.confにあるsecurity = shareを削除しないといけません。
「誰でもアクセスを許可する」フォルダを作成したときは、ゲストアカウントを指定して、その所有者をだれにするかを決めておきます。
「ゲストアカウントなし」にするとユーザー: nobody、グループ: nogroupになっていました。
これだとホストからはsmbを通してファイル操作をしないといけないのでちょっと不便です。
Sambaのユーザー設定
プリファレンス ー> Sambaのユーザー。
Unixユーザー名は、KDE neonでのユーバザー名を選択します。
Windowsユーザー名は、Windowsからアクセスするときのためのユーザー名のようです。
しかし、結局Windows10からでもKDE neonからでも、Unixユーザー名とWindowsユーザー名どちらでもアクセスできましたので、違うものにする意味はあまりないと思います。
Sambaのパスワードは、 Unixユーザー名とWindowsユーザー名と組み合わて入力するパスワードになります。
共有を追加する
ファイル ー> 共有を追加。
基本タブで共有するフォルダとその共有名を指定します。
「誰でもアクセスを許可する」にする場合は共有させるフォルダのパーミッションを「グループ」と「その他」も「内容の変更、表示が可能」に変更しておきます。
フルアクセスさせるには「書き込み可能」と「可能」にチェックをいれます。
アクセスタブで共有フォルダにアクセスできるユーザーを指定します。
「誰でもアクセスを許可する」を選択すると、アクセスするときにユーザー名やパスワードの入力ダイアログがでてこなくなります。
設定を反映させる
system-config-sambaを終了させると/etc/samba/smb.confに設定内容が反映されます。
sudo service smbd restart
これでsambaデーモンを再起動すると変更が反映されます。
設定例
パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダ
KDE neonのアカウント名はpqの場合です。
共有させるフォルダのパーミッションをすべて「グループ」と「その他」も「内容の変更、表示が可能」に変更します。
上記の設定で/etc/samba/smb.confは次のようになりました。
# Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
usershare allow guests = yes
username map = /etc/samba/smbusers
; encrypt passwords = yes
guest ok = yes
guest account = pq
security = user
[公開]
path = /home/pq/公開
writeable = yes
; browseable = yes
guest ok = yes
Windows共有フォルダで作成した要素の所有者は、作成したユーザーではなく、閲覧したユーザーになっていました。
Windows10のエクスプローラでPC名一覧に表示させるには、KDE neonを再起動させる必要がありました。
Windows10からフォルダを作成すると何故か4つもフォルダが作成されてしまいます(samba 4.7.6)。
特定のユーザーのみアクセスさせるWindows共有フォルダ
パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダの設定と比べて「Samba共有の編集」のアクセスタブのところを変更するだけです。
/etc/samba/smb.confは次のようになりました。
# Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
usershare allow guests = yes
username map = /etc/samba/smbusers
; encrypt passwords = yes
guest ok = yes
guest account = pq
security = user
[公開]
path = /home/pq/公開
writeable = yes
; browseable = yes
valid users = pq
パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダの設定のときと違うのは最後の行だけです。
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