SambaでWindows共有フォルダの作成

2019-03-23

KDE neonを使おう

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Sambaのインストール


Sambaがインストールされなければ、DiscoverでSambaを検索してインストールします。


Discoverでsambaを検索するとSambaとsambaがでてきます。

アイコンがでているSambaはsystem-config-sambaで、sambaがsambaのことなのですが、system-config-sambaをインストールするとsambaもインストールされるのでSambaをインストールします。

 あとはlinuxBean14.04(178)SambaでWindowsのファイルサーバーにすると同様にして/etc/samba/smb.confファイルを編集すればよいのですが、system-config-sambaのGUIで編集します。

system-config-sambaを起動できるようにする


スタート ー> アプリケーション ー>  システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除、でsystem-config-sambaを起動してみます。


gksuがないと言われます。

gksuをkdesuに入れ替えます。

スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除、を右クリック ー> アプリケーションを編集。


アプリケーションタブのコマンドのgksuを/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libexec/kf5/kdesuに書き換えてOKします。


起動するとrootで実行するためのパスワードを入力するダイアログがでてきます。

ただこれでもまだ起動できません。

sudo touch /etc/libuser.conf

このコマンドで/etc/libuser.confを作成するとようやくsystem-config-sambaが起動できるようになります。

Sambaの設定


セキュリティ設定


スタート ー> アプリケーション ー> システム ー> sambaの共有の作成、変更及び削除。

プリファレンス ー> サーバー設定。

セキュリティタブ。


設定はこのようにします。
 
 このタブで設定した内容は、/etc/samba/smb.confのMiscの項目に反映されました。

# Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
    usershare allow guests = yes
;    encrypt passwords = yes
;    guest ok = no
;    guest account = nobody
    username map = /etc/samba/smbusers
    security = user


;でコメントアウトされている項目はデフォルト設定です。

気をつけることは認証モードは絶対に「共有」にしないことです。

「共有」はセキュリティの問題で廃止されているので、もし選択してしまった場合はsystem-config-sambaが起動しなくなるので、smb.confにあるsecurity = shareを削除しないといけません。

「誰でもアクセスを許可する」フォルダを作成したときは、ゲストアカウントを指定して、その所有者をだれにするかを決めておきます。

「ゲストアカウントなし」にするとユーザー: nobody、グループ: nogroupになっていました。

これだとホストからはsmbを通してファイル操作をしないといけないのでちょっと不便です。

 Sambaのユーザー設定


プリファレンス ー> Sambaのユーザー。


Unixユーザー名は、KDE neonでのユーバザー名を選択します。

Windowsユーザー名は、Windowsからアクセスするときのためのユーザー名のようです。

しかし、結局Windows10からでもKDE neonからでも、Unixユーザー名とWindowsユーザー名どちらでもアクセスできましたので、違うものにする意味はあまりないと思います。

Sambaのパスワードは、 Unixユーザー名とWindowsユーザー名と組み合わて入力するパスワードになります。

 共有を追加する


ファイル ー> 共有を追加。


基本タブで共有するフォルダとその共有名を指定します。

「誰でもアクセスを許可する」にする場合は共有させるフォルダのパーミッションを「グループ」と「その他」も「内容の変更、表示が可能」に変更しておきます。

フルアクセスさせるには「書き込み可能」と「可能」にチェックをいれます。



アクセスタブで共有フォルダにアクセスできるユーザーを指定します。

「誰でもアクセスを許可する」を選択すると、アクセスするときにユーザー名やパスワードの入力ダイアログがでてこなくなります。

 設定を反映させる


system-config-sambaを終了させると/etc/samba/smb.confに設定内容が反映されます。

 sudo service smbd restart

これでsambaデーモンを再起動すると変更が反映されます。

設定例


パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダ


KDE neonのアカウント名はpqの場合です。




共有させるフォルダのパーミッションをすべて「グループ」と「その他」も「内容の変更、表示が可能」に変更します。


上記の設定で/etc/samba/smb.confは次のようになりました。

 # Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
    usershare allow guests = yes
    username map = /etc/samba/smbusers
;    encrypt passwords = yes
    guest ok = yes
    guest account = pq
    security = user


 [公開]
    path = /home/pq/公開
    writeable = yes
;    browseable = yes
    guest ok = yes


Windows共有フォルダで作成した要素の所有者は、作成したユーザーではなく、閲覧したユーザーになっていました。

Windows10のエクスプローラでPC名一覧に表示させるには、KDE neonを再起動させる必要がありました。

Windows10からフォルダを作成すると何故か4つもフォルダが作成されてしまいます(samba 4.7.6)。


特定のユーザーのみアクセスさせるWindows共有フォルダ 


 パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダの設定と比べて「Samba共有の編集」のアクセスタブのところを変更するだけです。


 /etc/samba/smb.confは次のようになりました。

 # Allow users who've been granted usershare privileges to create
# public shares, not just authenticated ones
    usershare allow guests = yes
    username map = /etc/samba/smbusers
;    encrypt passwords = yes
    guest ok = yes
    guest account = pq
    security = user


 [公開]
    path = /home/pq/公開
    writeable = yes
;    browseable = yes
    valid users = pq


 パスワードなしでアクセスさせるWindows共有フォルダの設定のときと違うのは最後の行だけです。

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