sudo dolphinでは起動できない
pq@KDEVPCJ24AJ:~$ sudo dolphin
[sudo] pq のパスワード:
Executing Dolphin with sudo is not possible due to unfixable security vulnerabilities.
sudoを使用したDolphinの実行は、修正不可能なセキュリティ上の脆弱性のために不可能です。
と言われて、sudoではdolphinが起動できないようになっています。
root権限が必要なときは必要に応じてパスワードの入力ダイアログがでてきて、事足りる設計思想になっています。
例えばKWriteでroot権限のファイルを編集して保存しようとするとrootのパスワードの入力を求められます。
しかし、rootでファイルマネージャを操作しないといけない状況もあります。
ということで、 Dolphin v18.08以降でrootで起動する方法を設定します(kde - How to run Dolphin as root? - Ask Ubuntu)。
ただし、この記事の設定をするとなぜかkde-open5でDolphinがrootで起動するようになってしまうときがありました。
Remove Wine's Notepad from "Open With" options A few facts: I use Wine. Wine ships its own version of Notepad. For some files, th...
でも原因がよくわからないので、これで解決しないときもあるかもしれません。
「 デバイスに対するアクションを変更する」でコマンドを変更する方法はうまくいかない上に元に戻せなくなるのでやらないほうがよいです(「デバイスに対するアクションを変更する」を戻せなくなる-p--q)。
rootでDolphinを起動するコマンド
pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY KDE_SESSION_VERSION=5 KDE_FULL_SESSION=true dolphin
Dolphin v18.12.3でこのコマンドで起動しました。
パスワードを入力するとroot権限でDolphinが起動します。
これでroot権限でファイル操作ができるようになりました。
Dolphin をrootで起動するメニューエントリの作成
スタート ー> 右クリック ー> アプリケーションを編集。
システム内にあるDolphin(ファイルマネージャ)を右クリックしてコピーして、同じ場所にペーストします。
Dolphin-2(ファイルマネージャ)という項目ができるのでそれを編集します。
pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY KDE_SESSION_VERSION=5 KDE_FULL_SESSION=true dolphin %u
名前はDolphin(root)にして、コマンドのこれを入力しました。
Dolphinのコンテクストメニューからrootで起動する
[Desktop Action root]
Exec=pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY KDE_SESSION_VERSION=5 KDE_FULL_SESSION=true dolphin %u
Icon=system-file-manager
Name=Open in Dolphin(root)
[Desktop Entry]
Actions=root
MimeType=inode/directory
ServiceTypes=KonqPopupMenu/Plugin
Type=Service
X-KDE-Priority=TopLevel
X-KDE-StartupNotify=false
この内容のファイルをdolphin-root.desktopという名前で、~/.local/share/kservices5/ServiceMenusに保存しました。
mkdir -p ~/.local/share/kservices5/ServiceMenus
kservices5フォルダがなければ、このコマンドで作成します。
これでDolphinのメニューのコントロール ー> Dolphinを設定、サービス、にOpen in Dolphin(root)というサービスが表示されるようになります。
コンテクストメニューでOpen in Dolphin(root)を選択するとそのフォルダがroot権限でDolphinで開きます。
このroot権限で開いたDoplhinからファイルを開くとそのファイルもroot権限で編集することになります。
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