linuxBean14.04(178)SambaでWindowsのファイルサーバーにする

2018-09-01

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PentiumMマシンをLAN内のすべてのWindowsから認証なしで読み書きできるファイルサーバーにします。

前の関連記事:linuxBean14.04(177)マウスボタンが無効になったときの対応


linuxBean14.04とSambaのインストール


使用したマシンは東芝DynabookSS S9(dynabook SS S9 Series)です。

これに手元にある外付けUSBポータブルCD/DVDドライブを接続しました。

インストールディスクイメージはlinuxBean (リナックスビーン) プロジェクト日本語トップページ - OSDNのlinuxBean 14.04 (Trifolium) 14.04.4-160415をダウンロードしてDVD-RWに焼いたものです。


外付けUSBのポータブルCD/DVDドライブはこのTranscendのTS8XDVDS-Kです。

linuxBean14.04のインストールディスクをいれたTS8XDVDS-KをDynabookSS9のUSBに接続してDynabookSS S9の電源ボタンを押します。

電源ボタンを押す前にLANケーブルをつないでおきます(無線LANはlinuxBean14.04インストール後に電源を入れると使えるようになっていました)。

電源ボタンを押したあとF2ボタンを連打していると起動ディスクの選択画面がでてきます。

左から2番目の円盤が1枚の図を選択してEnterキーを押すとlinuxBean14.04がポータブルドライブから起動します。

だけどXが自動的には起動しないので、プロンプトがでてきたらstartxと入力してXを起動します。

左上にでてくるlinuxBean14.04のインストールアイコンをダブルクリックしても何も起こらないので、Terminalを起動して、ubiquity gtk_ui --automaticと打ち込むとインストールが始まります。

あとはデフォルトを選択してインストールしました(linuxBean(2)12.04をVirtualBoxにインストール参考)。

「コンピューターの名前」は15文字以内にしました(linuxBean(20)Samba:コンピューターの名前は15文字以内がよい)。

linuxBean14.04インストール後、linuxBean14.04設定ウィザードを起動して、そこから「ファイル共有セット」と「PPA公開鍵を取得」(あとでソフトウェア更新のときに公開鍵がないといわれるので)をインストールしました。

これらのインストールが終わったら、スタートボタン→設定→ソフトウェアの更新、ですべてをアップデートしました。

SambaはVersion 4.3.11-Ubuntuになっていました。

smb.confの設定


ファイルマネージャで/etc/sambaを開いて、smb.confを右クリック→Leafpad(root)を選択。

[global]の下行に次の1行を追加しました。

dos charset = CP932

SambaがDOSクライアントと通信する際に用いられる文字コードセットをCP932に指定します。

unix charset = UTF8 は既定値なので設定しませんでした。

WindowsでワークグループをデフォルトのWORKGROUPから変更しているときはworkgroup = WORKGROUP もそれに合わせて変更します。

あとは最後の行に次の行を追加しました。

[Share]
  path = /home/username/public
  read only = no
  directory mask = 0777
  create mask = 0777
  guest ok = yes
  guest only = yes

[Share]がWindowsからアクセスしたときにみえるフォルダ名になります。

pathは公開するフォルダのパスを入れます。

公開するフォルダのパーミッションのアクセス制御はすべて「すべて」にしました。

(2018.9.21追記。すべてのファイルをWindowsからだけで操作するのなら、上記の設定で問題ありませんが、linuxBean14.04にログインして共有フォルダに移動させたファイルの変更はできません。また逆にWindowsから移動させたファイルがlinuxBean14.04のユーザーから変更できません。なので、guestでログインしたときに操作アカウントをlinuxBean14.04のログインユーザーと一致させるようにします。

force user = linuxBean14.04でのログイン名
force group = linuxBean14.04でのログイン名

この2行を追加しました。)

これでsmb.confを保存して設定完了です。

sudo service smbd restart

Terminalからこのコマンドを実行するとsmb.confの内容が反映されました。

これでHDDの容量35.8GiBのうち空き容量は31.1GiBになっていました。

Windows10でエクスプローラーを起動してアドレスバーに \\マシン名 と入力してEnterキーを押すとsmb.confでpathに指定したフォルダが[Share]の名前でアクセスできるようになりました。

Windows10でSMB1.0を有効にする必要はありませんでした。

security = shareがあるとsystem-config-sambaが起動しなくなる


linuxBean設定ウィザードでファイル共有セットをインストールするとデスクトップにSAMBAというアイコンがでてきてこれをダブルクリックするとgksu system-config-sambaが実行されます(linuxBean(18)WindowsからlinuxBeanの共有フォルダをみる)。

最初はこれを使ってsmb.confを設定しようとしましたが、うまくいきませんでした。

system-config-sambaはsmb.confを設定するGUIになりますが、プレファレンス→サーバー設定、セキュリティタブにある認証モードを共有、に変更すると次からpdbeditへのアクセス権限がないといわれてGUIがでてこなくなってしまいました。

smb.confにあるsecurity = shareを削除するとまたsystem-config-sambaが起動できるようになりました。


今回のようにsmb.confを設定した場合は認証モードはユーザーになっていました。

guest only = yes にはしているのに ゲストアカウントなし になっています。

プレファレンス→Sambaのユーザー、にユーザーは空欄になっていました。

system-config-sambaで同じように設定するとうまくいくかどうかはやっていないのでわかりません。

参考にしたサイト


smb.conf
man smb.confの日本語訳ですが、Samba3のものです。

win10_smb1
Windows10でSMB1.0を有効にする方法。

Samba guest account not in group? - Ask Ubuntu
Windowsからは内容を変更ができないファイルへの対策。

次の関連記事:linuxBean14.04(179)vsftpdでFTPサーバーにする

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