VirtualBoxにKDE neonをインストール

 VirtualBoxにKDE neonをインストール

(2022.6.4追記。具体的な設定はKDE neon 20210325をVirtualBoxにインストール-p--qへ。）

 このブログに載せるキャプチャ画像を撮りたかったのでVirtaulBoxにもインストールしました。

インストール自体は平凡な作業ですが、Secure Bootが有効になっているマシンでインストールするには、仮想マシンを起動するための作業が必要でした。

MuonからVirtualBoxをインストールした場合。

devファイルからVirtualBoxをインストールした場合。

Guest Additionsのインストール

VirtualBoxへインストールしたあとはGuest Additionsをインストールしますが、その前にgcc,  make,  perlをインストールしないといけません。

 sudo apt-get install build-essential

これでまとめてインストールしてしまいます。

 VirtualBoxのウィンドウのメニューから、デバイス→Guest AdditionsのCDイメージを挿入。

CDイメージは/media/ユーザー名/VBox_GAs_5.2.18にマウントされているので、Dolphinで開いて、右クリック ー＞ アクション ー＞ ここでターミナルを開く。

sudo sh VBoxLinuxAdditions.run

これでGuest Additionsのインストールが完了します。

再起動すれば、Guest Additionsが有効になり、仮想マシンで設定したクリップボードの共有などができるようになります。

 Guest Additionsのビルド中にエラーがでる

linuxBean(15)VirtualBoxのホストOSとクリップボードを共有するのときみたいに、doneとでてくればちゃんとビルドされてインストールされたとわかるのですが、今回は以下のようにGuest Additionsのビルド中にエラーがでているみたいにいわれました。

 pq@pq-VirtualBox:/media/pq/VBox_GAs_5.2.18$ sudo sh VBoxLinuxAdditions.run
[sudo] pq のパスワード:
Verifying archive integrity... All good.
Uncompressing VirtualBox 5.2.18 Guest Additions for Linux........
VirtualBox Guest Additions installer
Removing installed version 5.2.18 of VirtualBox Guest Additions...
Copying additional installer modules ...
Installing additional modules ...
VirtualBox Guest Additions: Building the VirtualBox Guest Additions kernel modules.  This may take a while.
VirtualBox Guest Additions: Look at /var/log/vboxadd-setup.log to find out what went wrong
VirtualBox Guest Additions: Running kernel modules will not be replaced until the system is restarted
VirtualBox Guest Additions: Starting.

/var/log/vboxadd-setup.logをみてみるとたしかにいくつもエラーがでていました。

いろいろ調べてみましたがエラーなくビルドする方法は見つけられませんでした。

 とりあえず共有フォルダとか画面サイズの変更、クリップボードの共有はできています。

最新のVirtualBoxをIndex of http://download.virtualbox.org/virtualboxからdebファイルをダウンロードしてインストールしようとしましたが、Secure Bootに登録する方法がわからなくてそれも断念しました。

共有フォルダにゲストOSのKDE neonからアクセスする

仮想マシンに設定した共有フォルダはゲストOSでは/mediaにあります。

しかしデフォルトではrootでしかアクセスできません。

グループにユーザーを追加するようにしました。

sudo gpasswd -a ユーザー名 vboxsf

ゲストOSでこのコマンドを実行して再起動するとアクセスできるようになりました。

ゲストOSのKDE neonをシャットダウンするときにノイズがでる

ゲストのKDE neonを起動したりシャットダウンするとスピーカーからノイズが一瞬出ます。

仮想マシンにCPUを複数当ててるとなるみたいですが、とりあえずゲストOSのサウンドをミュートにしてみたいですが、毎回ではないですがやはりノイズがでるときがあります。

しかも、このノイズはゲストOSに限らずホストOSのシャットダウン時にも発生するときがあるので、VirtualBoxの問題ではないのかもしれません。

マウスカーソルが消える 

VirtualBox 5.2.18、KDE neon 5.15.5（ホスト、ゲスト共)で何かの拍子にゲストのマウスカーソルが消えてしまいます。

いまのところ復活する方法はわからなくて、ショートカットキーでゲストを再起動するしかありません。


2020.6.19追記。

全画面にすると画面が真っ黒になる

久しぶりに起動したら全画面表示にすると画面が真っ黒になるようになっていました。

 VirtualBox 6.1.10にアップグレードしても解決しませんでした。


仮想マシンのディスプレイ設定をみると「無効な設定がみつかりました」とでていました。


グラフィックスコントローラーをVMSVGAにすると「無効な設定がみつかりました」が消えました。

しかし画面が真っ黒になる原因はこれではなく、ビデオメモリーが足りないせいでした。

ビデオメモリーを128MBにすると解決しました。

 グラフィックコントローラーの違い

 グラフィックコントローラーの違いについてはdisplay - What are differences between VBoxVGA, VMSVGA and VBoxSVGA in VirtualBox? - Super Userに解説がありました。

これらのグラフィックコントローラーの選択肢はVirtualBox6.0で追加されたものです。

VBoxVGAは互換性のためのモードで6.0以前で作成された仮想マシンはすべてVBoxVGAになっているそうです。

 VMSVGAはVMware Workstationのグラフィックアダプターをエミュレートしているもので、 VBoxVGAよりパフォーマンスとセキュリティに優れています。

 VBoxSVGAはVBoxVGAでしか動かない仮想マシンでVMSVGAに近い働きをさせるものです。私の環境ではVBoxSVGAを選択しても仮想マシンを起動するとVMSVGAに戻っていました。

Noneはエミュレートなしです。

 ということで可能ならグラフィックコントローラーはVMSVGAを選択するとよいと思います。

 *ERROR* Failed to send host log messageがでる

 boot - Why does "drm:vmw_host_log [vmwgfx]] *ERROR* Failed to send host log message" show up and what can I do to fix it? - Unix & Linux Stack Exchange

 VirtualBox 6.0にUbuntu 18.04をインストールしたらエラーが気になる | Hiroaki's blog

確かにグラフィックコントローラーをVMSVGAからVBoxVGAにするとこのエラーはでてこなくなりました。

しかしこのエラーがでてもとくに支障はなさそうなので、VMSVGAのまま使うことにしました。