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最新版をPPAからインストール
デフォルトのリポジトリでは5.1.4がインストールできます。
しかしこれは安定版の5.2.5よりも古いので、最新版の5.3.0をPPAからインストールします。
LibreOffice Fresh : “LibreOffice Packaging” team
このPPAをリポジトリに登録します。
sudo add-apt-repository ppa:libreoffice/ppa
sudo apt-get update
Synapticパッケージマネージャを起動して、再読込ボタンをクリックしたあとlibreofficeで検索します。
5.3.0になっているのでこれをインストール指定します。
さらに日本語対応のためlibreoffice-l10n-ja、さらにSDKのインストールのためlibreoffice-devもインストール指定しました。
適用ボタンをクリックするとダウンロードが始まり、インストールが完了します。
pq@pq-VirtualBox:~$ java -version openjdk version "1.8.0_121" OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_121-8u121-b13-0ubuntu1.16.04.2-b13) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.121-b13, mixed mode)libreofficeと一緒にOpenJDK8もインストールされました。
libreoffice-devと一緒にg++もインストールされました。
Pythonマクロの実行を確認する
スタートボタン→オフィス→LibreOffice Writer。
ツール→マクロ→マクロの管理→Python。
LibreOfficeのマクロ→HelloWorld→HelloWorldPython。
これでPythonマクロの実行も確認できました。
LibreOfficeの本体は/usr/lib/libreofficeにインストールされていました。
sdkも同じフォルダにありました。
ところが/usr/lib/libreoffice/program/pythonにあるはずのオートメーションで使うpythonインタープリターが見つかりません。
で、それについてGoogleで調べてみたら以前自分が書いたlinuxBean14.04(4)PyCharmをSynapticパッケージマネージャからインストールのページに答えが書いてありました、、、
PPAからインストールするLibreOfficeは独自のインタープリター(バンドルPython)ではなく、OSのインタープリター(システムPython)を使うようにコンパイルされているようなのです。
mkdir -p ~/.config/libreoffice/4/user/Scripts/python
とりあえずこれでマイマクロフォルダを作成します。
そこにLibreOffice(29)Pythonインタプリタの置き換えは断念のversion_check.pyをいれてWriterから実行しました。
Pythonインタプリタのバージョン 3.5.2 (default, Nov 17 2016, 17:05:23) [GCC 5.4.0 20160609] Pythonインタプリタの絶対パス /usr/bin/python3 Pythonモジュール検索パス /usr/lib/libreoffice/program /home/pq /usr/lib/python35.zip /usr/lib/python3.5 /usr/lib/python3.5/plat-x86_64-linux-gnu /usr/lib/python3.5/lib-dynload /usr/local/lib/python3.5/dist-packages /usr/lib/python3/dist-packages /usr/lib/libreoffice/programシステムPythonの方がライブラリが充実しているので、マクロは作りやすそうなのですが、他のマシン、とくにWindowsで同じマクロを使うときの障壁にはなりそうです。
PPAでシステムPythonを使うのはきっと容量削減のためですね。
参考にしたサイト
LibreOffice Fresh : “LibreOffice Packaging” team
LibreOfficeの最新版のPPA。システムPythonがPythonのインタープリターになっています。
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