前の関連記事:linuxBean14.04(145)DVDStylerでDVDビデオを作成する
linuxBeanで縦動画を縦に再生する方法
使用する動画はiPod touchのカメラアプリで縦に撮った動画です。
動画の拡張子はmov、gxineで確認した映像形式はMPEG-4、1920x1080 H.264/AVC、音声形式は44kHz 84kビット/秒 AAC 2.0です。
gxine 0.5.905で再生すると0度でしか再生されません。
gxineではこれを90度で再生する方法はないようです。
Synapticパッケージマネージャからmpv 0.15.0をインストールして、mpvで再生すると90度で再生できました。
DVDStylerで枠線の幅を設定すると縦動画の間延びを防げる
DVDStyler 3.0.3を使います。
ファイル→新規。
この設定でOK。
適当にテンプレートを選択します。
DVD→追加→ファイル。
iPod touchから取り込んだファイルの拡張子は大文字になっているために表示されないため、フィルターを「すべてのファイル(*.*)」に変更してmovファイルを選択します。
テンプレートのVMGMのメニュー2の枠に自動的にサムネイルが挿入されます。
このサムネイルを右クリック→プロパティ、でAngleを90にするとサムネイルを縦にすることができますが、そのままDVDビデオを作成すると方向は90度ですが横に間延びした動画になってしまいます。
サムネイルを回転させなくても結果は同じでDVDビデオではサムネイルと違って縦なのですが、横に間延びしたものです。
サムネイルの方向はDVDビデオでの動画の向きと全く関係ないので、それは好みで回転させることにして、タイトルセット1にある動画を右クリック→プロパティ、とします。
映像の右端の三点リーダーボタンをクリックします。
縦横比のチェックを外すと枠線の幅を設定できるようになります。
そこで左右の枠線の数値を大きくすると右のサムネイルでわかるように、左右に黒帯が入ります。
サムネイルでは動画は0度で表示されていますが、DVDビデオに出力すると動画の向きはiPod touchで撮影した縦動画を縦のままDVDビデオにするで確認した動画のプロパティのRotationの角度でちゃんと出力されますので、向きは気にする必要はありません。
枠線の幅の計算の仕方は動画の解像度とアスペクト比から算出します。
上記では解像度は横720、縦480、アスペクト比は横縦16:9になっています。
こういう比にしたいわけですから、縦動画の幅は480/16x9=270となります。
なので枠線にする幅は720-270=450です。
ということで縦動画を中央にしたいときは枠線を左右に分割して450/2=225となるわけです。
枠線を設定すればそれに合わせて動画は枠内に調整して出力してくれます。
枠線を設定してもメニュー画面のサムネイルには反映されません。
あとはDVDStylerでDVDビデオを出力するだけです。
isoファイルで出力して、CDEmudeでisoファイルをマウントしてgxineで再生すると縦動画が正しい比で再生できることが確認できます。
参考にしたサイト
DVDStyler / Discussion / Help:Simple rotating video issues
ここに回答がありました。
計算が間違っている気がします。
返信削除iPadで撮った縦動画を縦のまま、DVDStylerでDVDに…という方法を探していたらここへ辿り着きました。お陰様で成功する事が出来ました。感激しております。本当に分かりやすく教えていただき有難うございました。
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