アップグレードのためにリポジトリを整理する
KDE neon on 20.04へのアップグレードを促されるのでupgradeボタンをクリックしてみましたが、アップグレードできません。
(ちなみにこのアップグレードダイログがでてこないマシンでアップグレードする方法はいまのところわかりません。Neon/FocalUpgrades - KDE Community Wikiにはログインし直すとでてくると書いてありますけど、VirtualBoxのゲストのKDE neonにはこのダイアログがでてこないのでアップグレードできません。)
まずすべてのアップデートをインストールするよう言われますが、Discoverではアップグレードするものはでてきません。
Please install all available updates for your release before upgrading|Ubuntu | ジェイス ブログ
sudo apt update && sudo apt upgrade
この記事を参考にこのコマンドを実行してみたところ5個アップグレードできるとあります。
pq@NUC8i7BEH:~$ apt list --upgradable
一覧表示... 完了
virtualbox-6.1/不明 6.1.12-139181~Ubuntu~eoan amd64 [6.1.12-139181~Ubuntu~bionic からアップグレード可]
wine-stable/bionic 5.0.2~bionic amd64 [4.0.3~bionic からアップグレード可]
wine-stable-amd64/bionic 5.0.2~bionic amd64 [4.0.3~bionic からアップグレード可]
wine-stable-i386/bionic 5.0.2~bionic i386 [4.0.3~bionic からアップグレード可]
winehq-stable/bionic 5.0.2~bionic amd64 [4.0.3~bionic からアップグレード可]
VirtualBoxとWineHQがアップグレードできるとあります、、、どうやって?pq@NUC8i7BEH:~$ pkcon update
更新の取得中 [=========================]
終了 [=========================]
キャッシュをロード中[=========================]
変更をテスト中 [=========================]
終了 [=========================]
重大なエラー: The following packages have unmet dependencies:
wine-stable: 依存: wine-stable-i386 (= 5.0.2~bionic)
依存: wine-stable-amd64 (= 5.0.2~bionic) but 4.0.3~bionic is to be installed
うーん、pkcon updateでもエラーがでてアップデートできません。
アップグレードできるパッケージが 5 個あります。表示するには 'apt list --upgradable' を実行してください。
N: リポジトリ 'http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian focal InRelease' がアーキテクチャ 'i386' をサポートしないため設定ファイル 'non-free/binary-i386/Packages' の取得をスキップ
N: リポジトリ 'http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian focal InRelease' がアーキテクチャ 'i386' をサポートしないため設定ファイル 'contrib/binary-i386/Packages' の取得をスキップ
sudo apt update && sudo apt upgrade したときにこのようにでていました。Muon Package Managerの設定 ー> Configure Software Sources、ソフトウェアソース。
dl.winehq.orgとdownload.virtualbox.orgのチェックを外しました。
これで先程のエラーがでなくなりました。
KDE neon on 20.04にアップグレードする
upgradeボタンをクリックすると20.04にアップグレードが始まりました。
さらにリポジトリを使わないようにすると言われます。
アップグレードの開始、をクリック。
数時間はかからず全部で40分ぐらいでアップグレードが完了しました。
削除、をクリックしました。
pq@NUC8i7BEH:~$ cat /etc/os-release
NAME="KDE neon"
VERSION="5.19"
ID=neon
ID_LIKE="ubuntu debian"
PRETTY_NAME="KDE neon User Edition 5.19"
VARIANT="User Edition"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://neon.kde.org/"
SUPPORT_URL="https://neon.kde.org/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.kde.org/"
LOGO=start-here-kde-neon
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
pq@NUC8i7BEH:~$ uname -r
5.4.0-42-generic
これでアップグレードできました。リポジトリの設定をGUIでする
Muon Package Managerの設定 ー> Configure Software Sources。software-properties-kde、がないと言われますのでインストールしようとしましたができませんでした。
pq@NUC8i7BEH:~$ sudo apt install software-properties-kde
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージ software-properties-kde は使用できませんが、別のパッケージから参照されます。
これは、パッケージが欠落しているか、廃止されたか、または別のソース
からのみ利用可能であることを意味します。
しかし、以下のパッケージが置き換えます:
software-properties-qt muon
E: パッケージ 'software-properties-kde' にはインストール候補がありません
sudo apt install software-properties-qt
software-properties-qtをインストールしましたが、muonでリポジトリ一覧の表示はできません。
Discoverの左下のメニューの設定。
右上のSoftware Sources。
これでリポジトリ一覧の表示ができました。
focalへのアップグレード時に無効化されました、と書いてあるリポジトリにすべてチェックを付けてみましたが、これは意味がないようです。
リポジトリをfocalのものに変更
まずbionicのリポジトリはすべてRemoveしました。
download.virtualbox.orgのものもi386がサポートしてないとか言われるのRemoveします。
追加、をクリック。
deb [arch=amd64] https://download.virtualbox.org/virtualbox/debian focal contrib
このVirtulaBoxのリポジトリを追加しました。
残りはKonsoleから次のリポジトリを追加し直しました。
WineHQ
sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main'
LibreOffice
sudo add-apt-repository ppa:libreoffice/ppa
CDEmu
sudo add-apt-repository ppa:cdemu/ppa
PDFArranger
sudo add-apt-repository ppa:linuxuprising/ppa
VeraCrypt
sudo add-apt-repository ppa:unit193/encryption
リポジトリはこうなりました。
インプットメソッドパネル
日本語入力するときにInput Method Panelが5つもアイコンを表示しますがいまのところ解決法はわかりません。
NASにアクセスできなくなることの解決法
DolphinでWindows共有フォルダへのアクセス-p--qのI-O DATA NAS 3TB HDL-T3WHにアクセスできなくなりました。NASは見えているのにフォルダにアクセスしようとすると、接続が切断されました、と言われます。
Ubuntu日本語フォーラム / ubuntu 20.04でsambaのサーバーにアクセスできません
ここに答えがありました。
client min protocol = NT1
/etc/samba/smb.confの[global]セクションの下にこの行を追加します。
Kwriteで編集して保存するときにログインパスワードの入力を求められます。
これでDolphinを再起動すると「共有フォルダ(SMB)」からアクセスできるようになります。
KDE neonはsamba自体はインストールされていないので、sudo systemctl restart smbdとしてもsmbd.serviceがないと言われます。
samba-libsは4.11.6がインストールされています。
Samba 4.11からSMB1がデフォルトでは無効になっているのが原因です。
KDE neon on 18.04ではsamba-libsは4.7.6でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿