ScanSnap S500のフィードローラーの交換

2019-07-27

その他

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フィードローラーというのは写真に見えている4つの黄色のローラーのことです。

この写真は交換後のものです。

交換前は茶色に変色してベタベタのフニャフニャに溶けて紙送りができなくなってしまいました。


調べたところ消耗品として販売されているのはこのピックローラユニットとパッドユニットだけで、4つのフィードローラーは販売されていないようでした。

ピックローラユニットとパッドユニットの交換方法は(5) Fujitsu ScanSnap S500/S510: Replace Your Consumables - YouTubeのビデオがわかりやすいです。

フィードローラーとは関係ありませんがとりあえずこのビデオの通りにやってみたところ、、、

パッドユニットを取り外したあと、それ以後スキャンするとなぜかゴムのパッドが2枚とも紙と一緒に落ちてくるようになってしまいました。

なぜ、、、

この問題はパッドを木工ボンドでくっつけて解決しました。

ちなみに、もうだいぶ以前から紙の分離は悪くて、複数枚数をスキャンするときは2枚ずつぐらい逐一手差しにしています。

フィードローラーの購入


フィードローラーは公式には売ってないとわかってもうS500は捨てようかと思って、いましたが、偶然フィードローラーを交換したというブログを見つけました。

自炊生活は楽しい♪  >> 5年後、ローラーがダメになったので交換 - FUJITSU スキャンスナップ FI-S500のレビュー | ジグソー | レビューメディア

Aliexpressでフィードローラーが購入できるとのことです。

EXIT ROLLER Feed Roller Fujitsu Fi 5110C fi 5110EOX fi 5110EOX fi 5110EOXM S500 S500M S510 S510M fi 6110 N1800 S1500 S1500M-in Printer Parts from Computer & Office on Aliexpress.com | Alibaba Group


見つけました。

$8.22を円表示にすると901円になりました。

他にもっと安いのもありましたが、カスタマーレビューでも評判はいいみたいなのでこれを購入することにしました。



Aliexpressで初めて買い物をするので初回クーポンの$3が割り引かれて、結局送料込みで573円で購入できました。

Free ShippingのChina Post Registered Air Mailで、1週間で無事届きました。


箱じゃなくてオレンジ色の封筒で届きました。

Scansnap S500のフィードローラーの交換


交換はかなり大変な作業で4時間もかかりました。

自炊生活は楽しい♪  >> 5年後、ローラーがダメになったので交換 - FUJITSU スキャンスナップ FI-S500のレビュー | ジグソー | レビューメディア

Fujitsu ScanSnap S500 修理: 難波鷹史のリーディングログ

この2つのページの写真を参考にしました。

底部の基盤を引き抜く



底部の灰色の金属板の4つのネジを外します。


金属板をゆっくり引き出すと基盤がでてきます。

コネクタが5つあるので引き抜きます。

これが結構難しいです。


左の1つと手前の2つの白いコネクタはこうなっていました。

手が入らないので少々乱暴ですが、ラジオペンチで挟んで引っこ抜きました。

問題は右側と上側の長いコネクタです。


つかむところがなかったので、マイナスドライバをあちこち差し込んでようやく抜けました。

プロの人はどうやって抜いているんでしょう、、、

コネクタを引き抜けたら基盤を引き抜きます。

組み立てたときに光学センセーの異常の原因と思われたソケットは上側の白いものです。

プラスチックカバーを外す



基盤を引き抜いた穴からカバーを左右に引っ張ってなんとかうまいこと引き上げてプラスチックカバーを外しました。

途中上の蓋が左右の穴にハマっているので外しました。


上の蓋がツメでひっかかっているので、ツメをひっかけたまま引き抜いて外しました。

内部の金属板を外す


ネジは5本ありました。

赤の矢印のところのネジはスプリングワッシャーが挟んでありました。

左の赤の矢印のネジにはアースも挟んでありました。

下側の光学ユニットを外す



青矢印のところにあるツメを左右に広げて下側の光学ユニットを外します。

このユニットはガタガタと上下に可動性があるように取り付けられています。


蓋側の光学ユニットを外す


今度は蓋側の光学ユニットを蓋ごと外します。

蓋はプラスチックの突起で引っかかっているだけなので、まず右側(モーターがある側)の突起部分を内側に穴から外します。


写真ではよくわからないですね。


左側はコードが繋がっているので突起を内側に外すだけにします。

矢印が突起部分です。

下側のフィードローラーを露出させる



矢印のところのツメを外側に広げてカバーを外すと裏側にフィードローラーの軸が見えるようになります。


ひっくり返すとフィードローラーの軸が露出しました。

左側に歯車がついています。

下側のフィードローラーの軸を外す



まず歯車がついてない方から金属の軸受の羽を上にあげて内側に軸を押すと軸を持ち上げられるようになります。

奥に見えているのはコードで繋がったままの上側の光学ユニットです。


歯車がついている方も同様に軸受けの羽を上げますが歯車があるのでまだ軸を抜けません。


歯車の矢印部分のフックを持ち上げると軸が歯車から抜けます。

歯車を抜けるのでベルトは緩める必要はありませんでした。


ピンぼけしてますが軸の歯車側はこのように陥凹しています。

下側の軸のフィードローラーを交換する


フィードローラーはほとんどとろけているので、引き剥がしました。


フィードローラーの残骸をきれいに剥がすのはかなり大変でした。



以前コンロの焦げを剥がすために購入したスクレーパーを使いました。

2箇所ある陥凹のそれぞれの内側がローラーの外縁になります。


陥凹部分にはスポンジの輪がはまっていましたが一つはちぎれてしまいました。


新しいフィードローラーを軸にはめ込むのもかなり大変でした。

ひたすら押し込みました。

スポンジの輪は一つしか戻せませんでしたが、動作に特に支障はないようです。

このまま上側のフィードローラーの取り外しにとりかかります。

上側のフィードローラーの軸を露出させる


ひっくり返してまた裏に戻ります。


赤色の矢印のところのツメを剥がして基盤をずらします。

そのあと青色のところのツメを外して軸のカバーを外します。

右側にもツメがあったように思います。


上側のフィードローラーの軸が露出できました。

上に置いてあるのは取り外したカバーです。

よくみたら左のところに折れたツメの先が写ってますね。

ツメが折れていたのに気がついたのは最後に組み立ててからですけど。

ここからがまた大変です。

歯車がついているのと反対側の金属の軸受の羽を上げて軸を持ち上げます。

外側のベルトを外して、歯車を露出させます。


金属の軸受の羽は裏側に穴があるのでそこを押して持ち上げます。

羽を上に向けると軸が引き出せます。


あとは歯車を外すと軸を取り出せます。

下側の軸と同様にフィードローラーを交換しますが、この軸にはフィードローラーの位置の目安が全くないので、適宜調整が必要です。

元通り組み立てる


あとは元通り組み立てました。

4時間も試行錯誤してもう疲れたのでざっくり組み立ててしまいました。

そのせいか、Windows10でスキャンしてみると、光学系に異常があります、キャリブレーションができません、とでてきて紙がスキャン部分の手前で止まってしまいました。

ベルトの位置もずらしていないので、微調整が必要なところは無いはずなので、静電気で基盤を壊してしまったのかと思いました。

翌日気を取り直して、もう一度光学ユニットを取り外すところまで分解して組み立て直すとちゃんと動くようになりました。

考えられる原因は2つありました。

ひとつは、光学ユニットを止めているツメがしっかりかかっていなかった可能性があります。

もうひとつは光学ユニットからのケーブルを基盤につなぐコネクタがしっかりはまっていなかった可能性があります。

とりあえずゴミになるはずのものがちゃんと動くようになってよかったです。

スキャナー ScanSnap : ドライバダウンロード : 富士通

Windows用ドライバはここからインストールしました。

ダウンロードには本体のシリアルナンバーなどが必要です。


Windows10は対象OSに入っていませんが、動作しました。

ScanSnap ManagerとScanSnap OrganizerをインストールしてからScanSnapを接続しました。

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