前の関連記事:Git(4)ファイルの変更箇所をみる
LibreOffice(2)Pythonの統合開発環境PyCharmのインストールで導入したPyCharmでGitを使います。Git(1)Git for Windows(msysgit)のアンイストールとインストールの通りGit for Windows(msysgit)をインストールしておくことが必要です。
PyCharmにはデフォルトでGitプラグインが導入されている
Using PyCharm's Git integration locally - PyCharm - Confluenceに解説があります。
まずはGitのプラグインが有効になっているのか確認します。
PyCharmのメニューから、File→Settings、Pluginsを選択。
Git Integrationにチェックがついていますね。
メニューにでてくる項目を減らすために使わないバージョン管理のプラグインのチェックをはずしました。
はずしたのはCVS Integration、hg4idea、Subvertion Integrationの3つです。
次に同じSetteingsパネルの左からVersion Controlの中のGitを選択します。
Git(1)Git for Windows(msysgit)のアンイストールとインストールでインストールしたgit.exeがPath to Git executableに設定されていることを確認します。
他の設定も変更せずデフォルトのままにしておきました。
リモートリポジトリにGitHubを使う
GitHubのプラグインも入っているのでこの機会にGitHubにアカウントを作ることにしました。
GitHubの無料プランはすべてネット上に公開することになるので、無料プランで非公開を希望ならBitbucketの方がいいでしょう。
GitHub · Build software better, together.のSign up for GitHubをクリックしてGitHubのアカウントを作ります。
ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力するとメールが送られてきますのでそのリンクからログインして完了です。
あとはPyCharmのSettingsのVersion Control、GitHubでLogin名とPasswordを設定します。
プロジェクトをGit管理下にするとプロジェクトフォルダにローカルリポジトリが作成される
PyCharmはLibreOfficeのマクロのために使っているのでPythonコードの置き場は以下になります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\LibreOffice\4\user\Scripts\python
ここにフォルダを作ってpyファイルを作ります。
File→New Project、でUnderGit、というプロジェクトを作成しました。
Python3.3.0ではパスに日本語が入っていると動きません。
Python3.3.1にすれば日本語が入っていても動くようですがLibreOfficeのバンドル版をどう変更するのかまだわからないのでPython3.3.0のまま使います。
LibreOffice(4)PyCharmからLibreOfficeを動かす(オートメーション)と同様してプロジェクト内にtest.pyを作りました。
このプロジェクトフォルダにローカルリポジトリを作成します。
PyCharmのメニューからVCS→VCS Operations Popup。
Create Git Repositoryを選択するとどのフォルダにローカルリポジトリを作るのかと聞かれて面倒なので、Enable Version Control Integrationを選択します。
これでGitを選択すればこのプロジェクトがGit管理下になり.gitも作成されGitのメニューも追加されます。
File→Settings、Version ControlでGit管理下にあるプロジェクト一覧をみることができます。
VCSなどのメニューにGit関連の項目がたくさん追加されます。
PythonソースファイルをGit管理にしてコミットする
test.pyをバージョン管理下におきます。
test.pyで右クリック→Git→Add。
バージョン管理下に置かれたファイルはファイル名が茶色から緑色に変化するのですが小さくてよくみないとわからないですね。
バージョン管理下に置いたtest.pyをコミットします。
右クリック→Git→Commit File。
Commetの入力を求められます。日本語も入力できました。
AuthorとメールはGitの設定が使われます。
私の場合はGit(2)TortoiseGitでGitの設定を行うでTortoiseGitで設定したものです。
変更履歴と差分をみる
変更履歴を見るにはメニューでVCS→Show Changes View、とすると下にログ画面が表示されます。
この画面は右クリック→Refresh、としないと更新されませんでした。
コミットを選択して右のパネルにでているファイルをダブルクリックすると前のコミットからの変更点が表示されます。
Git管理下のファイルで右クリック→Git→Show History、でも下のパネルに変更履歴ができます。
これはコミットグラフは表示されていませんがコミットをダブルクリックすると差分が表示されます。
右クリックでJump to Sourceを選択するとその時点のソースがファイルが開きます。
メニューでVCS→Show Changes Viewは主にブランチの編集作業に向いているようです。
これはPyCharm固有の機能のようでGit管理下にないファイルでも表示させることができます。
すごく便利なツールが手に入ったと思います。
これまでファイル名の最後に連番を振ったりしていました。
連番を振るとファイル名が変わるので複数ファイルで構成されるスクリプトを書いているときはもう管理がとても大変でした。
参考にしたサイト
Using PyCharm's Git integration locally - PyCharm - Confluence
PyCharmにはデフォルトでGitプラグインが導入されています。
GitHub · Build software better, together.
公開リモートリポジトリを無料で作れます。
GitHubとBitbucketの比較:Webデザイナーの業務にはBitbucketが向いている | Internet | ウェビンブログ
一人で使う非公開リモートリポジトリなら無料のBitbucketがよいでしょう。
pycharm, Bitbucket | こざくらラボ
PyCharmでBitbucketを使う方法。
python3.3環境構築 — kaiyori 1.1 documentation
Python3.3.0ではパスに日本語が入っていると動きません。
0 件のコメント:
コメントを投稿