前の関連記事:linuxBean14.04(131)LibreOfiice5.2のインストール
LibreOfiice5.2のSDKをセットアップする
やり方はlinuxBean14.04(29)LibreOfficeDev5.0SDKの例を一括でmakeすると同じようにします。
事前にSynapticパッケージマネージャでzipとg++パッケージがインストール済であることを確認しておきます。
ファイルマネージャで/opt/libreoffice5.2/sdkからツール→現在のフォルダを端末で開く。
sh setsdkenv_unix と入力してEnter。
必要なファイルはすべてインストール済のはずなので質問にEnterキーを押していくだけです。
ただし、Makefileを一括してmakeするmake_all.shを使うので、「Automatic deployment of UNO components (YES/NO) [YES]:」はNOにしておきました。
ランチャにsetsdkenv_unixを登録する
LibreOffice(61)linuxBeanでJavaの例をmakeと同様にsetsdkenv_unixのランチャを作成します。
これはSDKの例を個別にコンパイルするためのものです。
xfce4-terminal -e "/opt/libreoffice5.2/sdk/setsdkenv_unix" --working-directory="/opt/libreoffice5.2/sdk/examples/DevelopersGuide"
ランチャのコマンドはこのようになります。
************************************************************************ * * SDK environment is prepared for Linux * * SDK = /opt/libreoffice5.2/sdk * Office = /opt/libreoffice5.2/sdk/.. * Make = /usr/bin * Zip = /usr/bin * cat = /bin * sed = /bin * C++ Compiler = /usr/bin * Java = /usr * SDK Output directory = /home/pq/libreoffice5.2_sdk * Auto deployment = NO * ************************************************************************ pq@HP6730b1:/opt/libreoffice5.2/sdk/examples/DevelopersGuide$ランチャを起動するとmakeできる環境設定がされた状態でデベロッパーズガイドの例のフォルダでTerminalが起動します。
全例を一括コンパイルするシェルスクリプトmake_all.shを作成
/opt/libreoffice5.2/sdk/examples以下のMakefileをfind -name Makefileで抽出して、linuxBean14.04(29)LibreOfficeDev5.0SDKの例を一括でmakeするの一覧とざっと比較したところ変化がなさそうなので、同じシェルスクリプトでコンパイルすることにします。
(2017.4.19追記。settings.mkを編集しなくてもmakeの引数でDEBUG=yesとすれば-gオプションを有効にできました。make_all.shは修正済ですのでsettings.mkの編集は不要になりました。)
/opt/libreoffice5.2/sdk/examples/DevelopersGuide/OfficeDev/DesktopEnvironmentはコンパイルに失敗するので、コンパイルしないことにします。
linuxBean14.04(29)LibreOfficeDev5.0SDKの例を一括でmakeするのmake_all.shから./DevelopersGuide/OfficeDev/DesktopEnvironmentを削除しました。
(ヒアドキュメントは行単位で読み込んでいるせいか先頭に#を付けてもそれが読み込まれてしまいました。)
その編集したmake_all.shを~/libreoffice5.2_sdkフォルダに保存しました。
make_all.shでSDKの例をコンパイルする
先ほど作成したsetsdkenv_unixランチャを起動して、Terminalを起動します。
bash ~/libreoffice5.2_sdk/make_all.sh
これでコンパイルが始まります。
NetBeansからのブレークポイントの設定方法はlinuxBean14.04(25)NetBeans8とLibreOffice5のインストールと同じです。
LibreOfficeのパラメータの設定は前のバージョンがから引き継がれており再設定不要でした。
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