KDE neonにVirtualBox7.0のインストール

2023-03-20

KDE neonを使おう

t f B! P L

とくに目新しいことはなくKDE neonのアップデートに失敗したのでクリーンインストールしたらVirtualBoxのイチからのインストールに手間取ったのでやり方の整理です。

VirtualBox6.0のインストール-p--qIntel NUCでVirtualBoxの仮想マシンの起動-p--qの知識の整理です。

ホストのKDE neonは5.27、インストールしたVirtualBoxは7.0です。

 

VirutalBox7.0のインストール


Linux_Downloads – Oracle VM VirtualBox

ここからUbuntu 22.04をクリックしてvirtualbox-7.0_7.0.6-155176~Ubuntu~jammy_amd64.debをダウンロードしてダブルクリックしてDiscoverで開いてインストールしました。

VirtualBox 7.0.6 Oracle VM VirtualBox Extension Packのインストール

先程のページのVirtualBox 7.0.6 Oracle VM VirtualBox Extension PackのAll supported platformsをクリックしてOracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.6a-155176.vbox-extpackをダウンロードしてダブルクリックしてVirtualBox Extension Packをインストールしました。

ここまでは簡単に行きましたがこれでは仮想マシンは起動できませんでした。

 

Kernel driver not installed (rc=-1908)と言われて何もできません。


ゲストOSでKDE neonを起動できるようにする


仮想マシンを起動するには結構いろいろとしないといけません。

Secure Bootのパスワードの設定

あとはこの手順だけですがこれがとても面倒です。前回設定してからその後仮想マシンを作成しても再設定した記憶がないのでもうバージョンアップでこの設定は不要になったものと思っていたのですがそうではありませんでした。ちなみに私はこの手順で何をやっているのかイマイチ理解していません。

ホストOSでKonsoleを起動します。

次のコマンドを順番に実行します。ログイン名にはVirtualBoxを使うアカウント名を入れます。 


 sudo -i

mkdir /root/module-signing

cd /root/module-signing

openssl req -new -x509 -newkey rsa:2048 -keyout MOK.priv -outform DER -out MOK.der -nodes -days 36500 -subj "/CN=ログイン名/"

chmod 600 MOK.priv

mokutil --import /root/module-signing/MOK.der

 

 ここで、8文字以上のパスワードの設定を求められますが、これは次に再起動したときに照合するだけなので、適当に忘れないものを設定しておきます。

Secure Bootのパスワードの入力

 Secure Bootのパスワードの設定をしてホストOSを再起動すると青い画面になるのでEnterキー以外のキーを押します。


Enroll MOKを選択してEnter。


Continueを選択します。


Enroll the key(s)? と聞かれるのでYesを選択。


ここで先程登録したSecure Bootのパスワードを入力します。

キーを押しても何も表示されませんがパスワードを入力し終わったらEnterキーを押します。


Rebootを選択すると再起動します。

 vboxモジュールに署名する

DolphinのURL部分をクリックして/rootと入力してEnter。

「フォルダ'/root'に入れませんでした。」と言われますがその下で右クリック-> Open as Administrator これでログインパスワードを入力すると/rootにアクセスできるようになります。

先程Secure Bootのパスワードの設定で作成したmodule-signingフォルダがあるはずなのでそこに入ります。

右クリック -> 新規作成 -> Empty File

次の内容を入力してsign-vbox-modulesというファイル名にします。


 #!/bin/bash
for modfile in $(dirname $(modinfo -n vboxdrv))/*.ko; do
  echo "Signing $modfile"
  /usr/src/linux-headers-$(uname -r)/scripts/sign-file sha256 \
                                /root/module-signing/MOK.priv \
                                /root/module-signing/MOK.der "$modfile"
done
modprobe vboxdrv

 

 次にKonsoleでこのスクリプトを実行します。

 

  sudo -i

 chmod 700 /root/module-signing/sign-vbox-modules

 /root/module-signing/sign-vbox-modules

 /sbin/vboxconfig

  

ホストOSを再起動します。

これでようやくゲストOSが起動できるようになりました。

 ゲストOSにKDE neonをインストールしたらまずはオフライン更新のチェックを外さないといけません(KDE neon 20210325をVirtualBoxにインストール-p--q)。そうしないとアップデート後に起動できなくなります。

ゲストOSでユーザーをvboxusersグループに追加

sudo gpasswd -a ログイン名 vboxusers

これはゲストOSでUSB機器を使えるようにするためです(VirtualBoxのインストール-p--q)。

 

 Notification Panelを出てこないようにはできない

 

 

 
Notification PanelというのはVirtualBoxウィンドウの右側にでてくるものです。
以前ならウィンドウの下にポップアップででていたような気がしますが、VirtualBox 7ではウィンドウの右1/3程を占拠して非常に邪魔です。
右上のアイコンをクリックすると消えるのですが何かあるとまたでてきます。なのでもうこれは出てこないようにできないか調べましたができないようです。
 
 
解決にはアップデートを待つしかないようです。

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