KDE neonでのPDFファイルを扱う手段の整理。コメント機能については十分にはできません。ブックマークをGUIで扱う方法も見つけられませんでした。
Google ChromeのAdobe Acrobat拡張機能でコメントを編集
Okularにもコメントを作成できますが、互換性に乏しいのでコメント機能はAcrobatで扱った方がいいです。
Microsoft EdgeとAdobe Acrobat拡張機能-p--qでGoogle ChromeにインストールしたAdobe Acrobat拡張機能を使います。
Adobe Acrobat Readerのコメントツールバーの機能一覧-p--qでみたAdobe Acrobat Readerのコメント機能よりはだいぶ種類が少ないです。
Adobe Acrobat Readerより機能が少ない上に同じ機能のはずなのにコマンドの名称が異なってややこしいです。
「コメントを追加」はAcrobat Readerの「ノート注釈を追加」に該当してSticky Note(付箋)が追加されます。
「テキストコメントを追加」はさらにややこしくてツールチップで「枠線付きのテキストコメントを追加」と表示されるのに実際に追加されるのはAcrobat Readerの「テキスト注釈」になります。
英語版でも「Add a text comment with a border」となっているので誤訳ではないようですし、Windows版でも枠付なしコメントしか入力できないので、OSの問題でもないようです。
将来的には「枠線付きのテキストコメント」の実装になるのかもしれませんが、それまではただのText Commentになります。
Adobe Acrobat拡張機能にこれ以外の機能もありますが初回以外はログインしないと使えませんし、いちいちファイルをアップロードしないといけませんでした。ファイルのアップロードは100ページ以上のPDFファイルではできませんでした。
なのでAdobe Acrobat拡張機能ではコメント機能を使うのみになりそうです。
PDF Arrangerでページの編集とパスワードの消去
これでページの編集ができます。
複数のPDFファイルを読み込むことで結合もできます。
パスワード付きPDFファイルを PDF Arrangerで開いて「名前をつけて保存」にするとパスワードを消去できます。
PDFtkでパスワードをかける
CUIでパスワードをかけるツールとしてはQPDFもありますがコマンドにパスワードを書かないといけないのでPDFtkの方を使うことにします。
コマンド引数直書きパスワードへの対処方法 – pdftk, qpdf を例として – | tips-jp
この対処法にあるようにQPDFでもパスワードを直書きしないようにすることは可能のようですが、手間のかからないPDFtkを使います。
PDFtkのインストール
muonでpdftk 2.02とpdftk-java 3.2.2がでてきたのでpdftk-javaの方をインストールしました。
pdftkで起動できます。
PDFtkでPDFファイルにパスワードをかける
pdftk input.pdf output encrypted.pdf user_pw PROMPT
input.pdfが入力ファイル名、encrypted.pdfが出力ファイル名です。
pq@NUC8i7BEH:~$ pdftk Acrobat-for-Edge.pdf output encrypted.pdf user_pw PROMPT
Please enter the user password to use on the output PDF.
It can be empty, or have a maximum of 32 characters:
設定するパスワードを入力してEnterを押すとencrypted.pdfとして出力されます。
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