前の関連記事:DICOM(4)Windowsで使える変換ツール:DCMTK JPEG2000は別ライセンス
GUIのツール集です。DICOM ConverterがありますがDICOM Viewerでもファイル変換ができます。JPEG2000は読み込んで表示できますが、他の形式には変換できませんでした。
YAKAMI DICOM ツール集
YAKAMI DICOM ツール集(フリーの DICOM Viewer/Converter/etc.)
作者のページからダウンロードします。
YAKAMI DICOM ツール集 ver. 1.4.4.0 ZIP 圧縮、5,091kB (x64版)
私はWindows7 64bitを使っているのでこれをダウンロードしました。
ダウンロードしたzipファイルを解凍するとたくさんtxtファイルがでてきますが、インストールはsetup.exeをダブルクリックして行います。
インストールすると「すべてのプログラム」にたくさんアイコンが登録されます。
DICOM ConverterでDICOMファイルを変換する
まず最初に基準フォルダを登録しないといけません。
参照ボタンをクリックしてフォルダを指定します。
次にリストにdcmファイルを読み込みます。
「リストに追加」の下にある「ファイル」か「フォルダ」ボタンでリストに追加するのですが、最初に設定した「基準フォルダ」の下層にあるファイルかフォルダしか登録できません。
変換オプションを設定します。
ファイル形式タブで「DICOM形式を変換」のチェックボックスをチェックすると変換後の形式としてImplicit VR Little Endian( 暗黙的VRリトル・エンディアン)などの非圧縮形式も選択できます。
現在の形式はその選択リストの下に表示されているものです。
JPEG2000 Transfer Syntaxファイルを読み込んだので「JPEG2000」と表示されていますね。
出力するにはまず出力フォルダの設定をしなくてはいけません。
出力フォルダは基準フォルダの外でも問題ありませんでした。
デフォルトでは基準フォルダ内の元ファイルの階層が出力フォルダ内に維持されます。
出力フォルダを指定したら下の「一括変換」ボタンをクリックすると変換されます。
ところがJPEG2000ファイルを変換元ファイルに指定すると以下のエラーダイアログがでてきてどの形式にも変換できませんでした。
DICOM ViewerでDICOMファイルを変換する
DICOM Viwerにもファイル形式変換機能があります。
こちらの方が基準フォルダにしばられないので設定が楽です。
メニューの「読み込み」→「フォルダ指定」、からシリーズ画像を読み込みます。
ウィンドウの中のウィンドウに画像が表示されているのでビューアのウィンドウいっぱいに画像を表示するには画像を表示しているウィンドウの右上にあるアイコン(上ズでマウスカーソルが写っているところ)をクリックします。
画像上で右クリックするとたくさんメニューが出てきます。
保存→この行を元の解像度→複数のDICOM/画像ファイルに、と辿ると以下のパネルが出てきます。
出力フォルダを指定します。
「DICOM形式を変換」のチェックボックスをチェックするとDICOM Converterと同様に出力形式の変換ができます。
JPEG2000が変換元にするとエラーはでずに出力先フォルダにややサイズが大きくなったファイルが出力されます。
変換成功か、と期待しましたがファイルサイズが大きくなっているのにもかかわらず、圧縮形式はJPEG2000のままでした。
Convert to Screen Capture DICOMとはなにをしているのかわかりませんでした。
参考にしたサイト
YAKAMI DICOM ツール集(フリーの DICOM Viewer/Converter/etc.)
DICOM関連のGUIツール集
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