Windowsで使えるフリーのDICOMビューアを見つけました。使ってみるとかなりいい感じです。
(2015.1.12追記。zioTerm2009は公開中止となり現在使うことは不可能です。)
フリーのDICOMビューアといえばOsiriXだがWindows版がない
2009年11月に現在勤務している病院に転職しました。
以前勤務していた病院ではフィルム運用だった画像検査が今の病院では既にフィルムレス化されてPACSが運用されていました。
その時点ではまだ電子カルテはおろか、オーダリングシステムもなくPACSのみの運用でした。
そのため、医局の机の上にはPACSにつながったパソコンはなく、画像を見るためにはわざわざ病棟のPACS端末まで見にいかないといけませんでした。
そこで自分の机の上で自分のパソコンで画像が見れるようにWindowsで使えるDICOMビューアをさがしてみました。
2009年末の時点で私が探した限りはフリーのWidonwsソフトでは「DICOM画像を見る」という機能のものしか見つけられませんでしたが、MacOSで探してみるとOsiriXという多機能なDICOMビューアがあります。
そこで2010年2月に購入したのがApple MacBook 2260/13.3 MC207J/A。
私はWindowsマシーンしか購入したことがなかったので同じ感覚で価格的に十分な性能だろうと思ったのが失敗でした。
3D処理させるのには時間がかかりすぎて結局単なる「DICOM画像を見る」という機能しか使っていませんでした。
まあそれでもないよりはマシでしたがコストパフォーマンスとしてはいまいちでした。
しかもBlogger:更新履歴(1)Bloggerにたどり着くまでで書いたように2012年10月に2年8ヶ月で突然壊れてしまいました。
自分の机で画像結果を見るという目的で購入したMacBookでしたが2011年11月に電子カルテが導入されて、すでに自分の机でPACSが見れるようになっていたのでまたMacを購入することはありませんでした。
Windowsでフリーで使えるDICOMビューアzioTerm2009
昨日ネットで偶然みつけたのがこのzioTerm2009エントリーフォームを送信するとすぐにID登録されました。
早速ダウンロードしてインストール。
起動するたびにログインしないといけません。またオフラインでは使えません。
冠動脈造影CTと胸部単純CTのサンプルデータもダウロードできます。
胸部単純CTには骨盤の一部まではいった腹部CTも含まれています。
MPRで好きなスライスが見れます。他にもいろいろ機能がついているようです。
データのインポート機能もあります。
インポートできるデータはDICOM規格3.0に準拠したもので、DICOM適合性宣言書 | ザイオソフト株式会社 | Ziosoftに詳細がありますが、読んでもよくわかりませんね。
DICOM filesにあるOsiriX用のCALIXという腹部造影CTのサンプルデータをダウンロードしてみましたが、これはインポートできませんでした。
JPEG2000で圧縮がかけてあるのがよくないのかもしれません。
ほかにデータがどこかにないのか調べてみたところアメリカの国立癌研究所のデータベースがありました。
NBIA - National Biomedical Imaging Archive
ここからダンロードしたデータはインポートできました。
参考にしたサイト
OsiriX - DICOM Viewer
フリーソフトのDICOMビューアといえばこれですがMacOSでしか動かないのが難点。
zioTerm2009 | ザイオソフト株式会社 | Ziosoft
WindowsのフリーのDICOMビューア。
3Dを始めてみよう!Part 1—ziosoft
zioTermは2009年3月に配布開始していたようです。
DICOM適合性宣言書 | ザイオソフト株式会社 | Ziosoft
zioTerm2009でインポートできるデータ形式の解説。
NBIA - National Biomedical Imaging Archive
NIHのNCI(国立癌研究所)にある医療画像データベース。
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