前の関連記事:MathJax(2)数式をLaTeX形式に変換してくれるツール
LaTeX形式を挟む記号を変更できることがわかりました。円マークとカッコの組み合わせは使いにくいのでドルマークだけで数式を表示できるように変更します。
以下「\」というのは「¥」キーで入力される文字と同じです。(ブラウザ等によって見え方がどちらかになります。)
数式を表示させる記号を変更する方法
MathJax(1)ブログに数式をきれいに表示させる方法で行中にMathJaxを表示させる記号の変更方法をみたときに
['$','$']
だけではなく['\\(','\\)']
も書かないといけないことに疑問を持ちました。The tex2jax Preprocessor — MathJax 2.3 documentationを読んで理由がわかりました。
記号を「追加」するコマンドではなく「設定」するコマンドなので既にあるコマンドも記述しないといけなかったのです。
ということで行中に数式を表示させる記号を$$$だけにしたければ以下のようにします。
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({ tex2jax: {inlineMath: [['$$$','$$$']]} }); </script>すると
$$$a \ne 0$$$
で行中に数式が表示されるようになり\(a \ne 0\)
では数式は表示されなくなります。\
を記号に使いたいときは設定では\\
と書きます。独立行で表示させる記号も変更できます。
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({ tex2jax: {displayMath: [['$$','$$']]} }); </script>これで独立行で数式を表示させる記号は$$だけになって
$$数式$$
は動きますが¥[数式¥]
は動かなくなります。2つ以上の設定を書く方法
単純に並べるだけでもいけます。
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({tex2jax:{inlineMath: [['$$$','$$$']]}}); </script> <script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({tex2jax:{displayMath: [['$$','$$']]}}); </script>コードの重複を避けたい場合は以下のように書いても大丈夫です。
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({tex2jax:{inlineMath: [['$$$','$$$']]}}); MathJax.Hub.Config({tex2jax:{displayMath: [['$$','$$']]}}); </script>私はこの行中記号と独立行記号の設定を使おうと思います。
行中に式を表示するときは
$$$数式$$$
、独立行で表示させるときは$$数式$$
とする方法です。次の二つの書き方ではいずれもMathJax自体が動かなくなってしまいました。
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({ tex2jax: {inlineMath: [['$$$','$$$']]} tex2jax: {displayMath: [['$$','$$']]} }); </script>
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({ tex2jax: { inlineMath: [['$$$','$$$']] displayMath: [['$$','$$']] } }); </script>The tex2jax Preprocessor — MathJax 2.3 documentationにはほかの設定項目の説明もあります。
参考にしたサイト
本家の設定の説明。
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