前の関連記事:linuxBean14.04(102)google-drive-ocamlfuseのインストール
マルチモニタの設定方法はすぐにわかったのですが、下にあるタスクバーをメイン画面だけに表示させる方法を思いつくまで結構時間がかかりました。HP6730bにlinuxBean14.04をインストールのHP6730bで操作しています。
マルチモニタの設定
まずHP6730bに外部モニタを接続しました。
これだけでは外部モニタには何も表示されません。
豆ボタン→設定→ARandR 解像度の設定。
Screen Layout Editorが起動します。
モニター→VGA1→アクティブ。
VGA1が外部モニタに該当するのでその枠をドラッグして右につけました。
LVDS1とは上端を揃えています。
レイアウト→適用。
これでVGA1まで画面が広がりました。
次回起動時も同じ設定にする場合はレイアウト→別名で保存、で~/.screenlayoutに適当な名前をつけて保存します。
この~/.screenlayoutフォルダにxrandrのコマンドがシェルスクリプトで保存されていますが、Screen Layout Editorを閉じると同時にどこか適切な場所に移動して~/.screenlayoutフォルダは消えてしまいます。
これでうまくいったと思ったのですが、下部のタスクバーの右端にあった時計やアイコンがすべてなくなっていることに気が付きました。
LVDS1の解像度が1680x1050でVGA1の解像度が1280x1024で上端を揃えたのでタスクバーがVGA1の下部の見えていない26ピクセルのところに伸びているのが原因でした。
下端をそろえるとVGA1の右下に時計やアイコンが表示されるのですが、外部モニタは切替器を使って他のPCと共有しており画面表示を消すことが頻繁にあるのでVGA1までタスクバーが広がっているととても不便です。
タスクバーが外部モニタまで伸びないようにする
解決方法は簡単なものでしたが思いつくまで結構時間がかかってしまいました。
解決方法は単にタスクバーの長さを短くするというだけです。
タスクバーの開いているところで右クリック→パネルの設定。
サイズの幅が100%になっているところを変更します。
LVDS1の幅が1680なので1680ピクセルに変更します。
さらに配置が「左」になっていることを確認します。
これは外部モニタとの相対位置に依存します。
今回は左に外部モニタを置いたので「左」にしましたが左に外部モニタを置いた場合は「右」にする必要があります。
これでタスクバーが常にLVSD1だけで収まるようになりました。
マルチモニタ設定を切り替えるランチャを作成する
他のPCと共有している外部モニタの切替器で外部モニタを切断してもlinuxBeanは外部モニタがあるとして動作しています。
外部モニタを再度有効にした時は元のままのレイアウトで作業が再開できるというメリットもありますが、外部モニタを取り戻せない時は外部モニタの方に表示していたウィンドウは操作できず不便です。
ちなみに相手方のPCにはWindows7が入っていてそちらは切替器でモニタを切り替えるとモニタが存在しないとして外部モニタにあったウィンドウがすべて付属の液晶に移動してきます。
それはそれでモニタを切り替えるたびにレイアウトが勝手に変わってしまって不便なのです。
さしあたってはlinuxBeanの方で外部モニタを無効にして付属のモニタだけに設定を変更するランチャを作成することにします。
まずScreen Layout Editorで付属のモニタLVDS1だけ表示させる設定にしてレイアウト→適用。
レイアウト→別名で保存、で~/.screenlayoutに適当な名前をつけて保存します。
xrandr --output VIRTUAL1 --off --output DP2 --off --output DP1 --off --output TV1 --off --output HDMI1 --off --output LVDS1 --mode 1680x1050 --pos 0x0 --rotate normal --output VGA1 --off
~/.screenlayoutに書きだされたこのコマンドをランチャのコマンドにコピペします。
アイコンはすでにあったcomputerというものを使いました。
今度は外部モニタ併用に切り替えるランチャを作成します。
xrandr --output VIRTUAL1 --off --output DP2 --off --output DP1 --off --output TV1 --off --output HDMI1 --off --output LVDS1 --mode 1680x1050 --pos 0x0 --rotate normal --output VGA1 --mode 1280x1024 --pos 1680x0 --rotate normal
コマンドはScreen Layout Editorで書きだしたものです。
アイコンはvideo-displayを使いました。
これでランチャをクリックスルだけで簡単にデュアルモニタとシングルモニタの切り替えができるようになりました。
使用したモニタ切替器
これを購入した理由はケーブルが付属してコンパクトだったからです。
もちろんAmazonレビューで悪評がないのも理由です。
モニタ切替器の電源はUSBケーブルから供給されますので、モニタを切り替える目的だけであってもUSBケーブルの接続が必要です。
USBケーブルを接続せずにモニタケーブルだけ接続した状態で使うとモニタが点滅していました。
モニタ切替器には3つのUSBポートがあり切り替えボタンで表示させたモニタが映っている方のPCのUSBにつながります。
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