7-Zipファイルマネージャの「お気に入り」機能を使うコツ

2014-04-10

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LibreOffice(39)7-ZipのGUIで楽にPythonマクロをドキュメントに埋め込むで使うようになった7-Zipファイルマネージャの「お気に入り」機能はとても便利です。しかし使いこなすにはちょっとコツが必要です。

「お気に入り」に登録するとアーカイブファイル内のフォルダに直接アクセスできる


LibreOfficeのドキュメントに埋め込んだPythonマクロを編集しようとすると、
①zip形式のLibreOfficeのドキュメントファイルを解凍、
②Scripts\pytonフォルダの中にあるpyファイルを取り出して編集、
③編集したpyファイルをScripts\pytonフォルダに戻して圧縮、
という手順を毎回踏まないといけません。

マクロのデバッグを繰り返しているとエクスプローラでLibreOfficeのドキュメントの場所にたどりつくだけで億劫になってきます。

そこで7-Zipファイルマネージャの「お気に入り」に登録するとアーカイブファイル内のScripts\pytonフォルダに直接アクセスできるのでとても便利です。

「お気に入り」に登録したいフォルダを7-Zipで開いた状態でメニューから、お気に入り→フォルダやお気に入りに追加→ブックマーク0、で最初のブックマークに登録できます。


「お気に入り」はアーカイブの中までの絶対パスで登録されます。

ですので、アーカイブファイルを開いてから「お気に入り」を選択しなくても、7-Zipファイルマネージャを起動して「お気に入り」を選択するだけでアーカイブ内の直接アクセスできます。

そのアーカイブファイルが他で使用中の場合はブックマークを選択しても何もおこらず、元のアーカイブファイルを閉じたときに7-Zipがフリーズしました。


7-Zipファイルマネージャは、スタート→すべてのプログラム→7-Zip→7-Zip File Manager、で起動するのでこれをQuick Launchに登録しておけば便利です。

7-Zipファイルマネージャの「お気に入り」を消す方法


7-Zipファイルマネージャの「お気に入り」を登録した後それを編集しようとしたのですが、編集メニューは見つけられませんでした。

登録したいブックマークの位置に再登録すれば上書きできます。

では登録する前の「-」の状態に戻すにはどうしたらよいのでしょう?

ボタンを連打します。


最上階に到達したらここで「-」にしたいブックマークの位置を上書きすれば「-」にできます。

「お気に入り」は最後に閉じた7-Zipファイルマネージャの状態が保存される


7-Zipファイルマネージャの中から右クリックしてさらに7-Zipファイルマネージャを開いたときなど、複数の7-Zipファイルマネージャを開いている場合、「お気に入り」は最後に閉じた7-Zipファイルマネージャのものが使われることに注意が必要です。

例えばC:\_LibreOffice_test\Py-macroEmbedded.ods\Scripts\python\がブックマーク0に登録されているとします。


この状態で7-ZipファイルマネージャでC:\_LibreOffice_testまで戻ってPy-macroEmbedded.odsと同じフォルダにある新規 OpenDocument 表計算.odsを選択して右クリック、7-zip→開く、で新規 OpenDocument 表計算.odsを7-Zipファイルマネージャで開きます。

そしてC:\_LibreOffice_test\新規 OpenDocument 表計算.ods\META-INF\をブックマーク0に上書きします。

ところがこの上書きはこの開いている7-Zipファイルマネージャのウィンドウでのみ有効です。

もとの7-Zipファイルマネージャのウィンドウのブックマーク0を確認してみるとそちらは上書きされていないことがわかります。

次回に新たに7-Zipファイルマネージャを開いたときに使われるブックマークは、最後に閉じた7-Zipファイルマネージャのウィンドウの状態のものが使われます。

ですので、保存したいブックマークを登録したウィンドウを最後に閉じる必要があります。

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